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(回答先: イスラム教は改宗すると死刑、知らなかった。 投稿者 考察者K 日時 2006 年 3 月 27 日 06:56:59)
考察者Kさん はじめまして
この男性のニュースは欧州でも連日伝えられており、棄教・改宗を容認しない
シャリア法をベースとするアフガニスタン憲法下では、キリスト教に改宗した
アブドゥル・ラハマン(Abdul Rahaman)氏は極刑に処される可能性があるとのこと。
BBCによると、Ansarullah Mawlafizada担当裁判官がこう発言しています。
「預言者モハマドは、イスラム教からの改宗者でイスラム教への再改宗を拒む者は
極刑に処されるべきと度々明言している。イスラム教は平和と寛容、思いやりと
清廉さの宗教。 だから我々は彼に過去の行動を悔いているかと訊ねたのだ。
そうあれば我々は彼を赦すだろう」。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/south_asia/4841334.stm
アフガニスタン裁判所はラハマン氏が裁判に適応できるか否かを調べるために
精神状態の鑑定を行う予定があるとの情報もある。
家族は彼が精神的に病んだ状態にあり、「頭の中で奇妙な声が聞こえる」と
述べていたと主張している。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/south_asia/4848614.stm
然しながらイタリアの報道によると、ラハマン氏はキリスト教の信仰を公言し、
信仰のために死ぬ準備があると述べているそうです。
gataroさんのフォロー投稿にもあるように、ライス長官、メルケル独首相を
はじめとする西側諸国の政府、人権擁護団体が抗議と恩赦を求める声をあげ、
昨日はベネディクト16世がバチカン公式外交ルートを通じてカルザイ大統領に
恩赦を求めておりますが、アフガン国内では「欧米、異教徒の介入許すまじ」の
声が高まっている模様。カルザイ政権は難局に立たされているようです。
蛇足ながら、棄教した元イスラム教徒を何人も知っています。
その中のひとりモロッコからの移民男性の話です。
イスラム教徒の家に生まれイスラム教徒として育った。生家は貧乏で、
1日1個のはちみつパンを8人兄弟で分け合う生活だった。これにお茶と
乾燥果物が主食。 空腹も過ぎると体も頭も動かなくなる。いつも
お腹一杯食べる夢を見ていた。
物心がつき、平和と相互扶助をうたうこの宗教下で著しい社会格差が
生じていることに気付いてからマルクス主義に走った。 欧州に来て
それも幻想だったと知った今は何も信じていない。
同胞の友人や仲間はみんなそうだとのことです。
イスラム教からの改宗・棄教は可能なのかと訊ねると、乾いた笑顔で
「なぜいけないの?」と聞き返されました。