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政治板でのyu-min-yuさんの「「本当の豊かさとは自国で食料を賄えること」 一言だけ添えますが」へのレスにする文章を作っていたら、一部がかなり脱線してしまったので、その部分はここに書かせていただきます。
財界・マスコミらの農業叩きの議論には、「農民は既得権を守ろうとしている集団」といったイメージを元にしたものが多い。
しかし、「官や○○保護論者は既得権死守に汲々としている」といった議論・イメージは、小泉政権が国民の批判の目を政府からそらすために利用している考え方にすぎない。そして、マスコミは小泉政権が言うことをそのまま垂れ流して政府から睨まれないようにしているだけだし、財界は、ちょっとでも市場を広げて儲けたいからその議論に乗っかっているだけだ。既得権保護を非難する政権、マスコミ、財界こそ、彼ら自身の既得権を守ることにエネルギーを費やしていると言っていいだろう。
市民の本当の味方は市民の中にしかいない、と思ってちょうどいいだろう。政府やマスコミや財界が市民のために行動しているなどという幻想は捨てる方がよい。
そうかと言ってこのまま市民側と政府/財界/マスコミが遊離したままでよいかというともちろんそうではない。本当に市民のためになる政治/事業/報道をしなければ彼らの存在が成り立たなくなるようなシステムを作る必要があると思う。
まずはマスコミから変えるのがまだ一番簡単そうだ。
例えば、
・「小泉政府が方針として進めている原子力発電所や在日米軍基地、地方空港といった、本当に地元住民、国民、将来世代の立場から議論すべき問題はまともに取り上げず、公務員宿舎の家賃の安さなどをバラエティ的に報道して国民の官への反感を煽るという、時の政権に資する報道ばかりしているマスコミなど要らない」、
(原子力発電所、在日米軍基地、地方空港の建設などへの支持を地元住民に訴える際によく持ち出されるのが、雇用創出・雇用確保のため、というものだが、例えば耐震偽装マンションを作ってまた壊すのでも雇用は創出されるわけで、問題は雇用の内容。)
・「小泉と同じこと(官叩きなど)ばかり言って政府のプロパガンダ機関に成り下がっているようなマスコミは要らない」、
といった声をさらに巷に普及させるなど。
小泉のような考え方をする奴は政府の中に一人いるだけで十分だ。
小泉のエージェントがマスコミで幅をきかしているのはおかしい。
そして、彼らをのさばらせている限り、日本はアメリカの奴隷であり続けるだろうし、本当に国民のためになる政治は期待できないのではないか。
*農業についての私の意見はこちらを見てください→
各国が自国の農業の衰退を防ぐべき理由は、生産者保護だけではない
http://www.asyura2.com/0601/senkyo20/msg/673.html
投稿者 heart 日時 2006 年 3 月 27 日 15:25:14: QS3iy8SiOaheU