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(回答先: イスラム教は改宗すると死刑、知らなかった。 投稿者 考察者K 日時 2006 年 3 月 27 日 06:56:59)
イスラム教の中にも、まあいえば東南アジアの上座部仏教に相当する戒律の厳しい部分と東アジアの大乗仏教に相当する戒律の弱い部分がある。信者数自体がべらぼうに多い。まあ信者を増やすために「棄教は死刑」と定めたのだろうが、おかげで東アジアの大乗仏教的な信者も多い訳だ。「棄教は死刑」というような人権侵害を容認する教義があることは良いことではないと考えているが、「戒律に背く者」に「死刑宣告」したり、実際に殺しに行くコアな部分は多くはないと考える。
たとえば、コーカサスのイスラム教徒の民族はチェチェン以外にも沢山いるが、テロが続発するのはチェチェン周辺に限られている。イスラム国のインドネシアでもキリスト教徒との争いが激発しているのはマラッカ諸島に限られている。イスラム圏には紛争地帯が多いが、イスラム圏自体が世界で非常に範囲に渡っており、その中では北アイルランドやスペイン側バスク、ミャンマー、インド北東部に相当するような紛争地帯はごく一部となるのも確かだ。日本がある時期からイスラム国になったとしても、必ずしもそれだけで好戦的な民族になる訳ではない。ベトナムのチャム族などもムスリムだし、スリランカでイスラム教徒はいるにはいるが少数派であり、ヒンズー教徒のタミール人と仏教徒の争いが主である。東アジアの日本人、朝鮮人、中国人は元々仏教徒がほとんどだと思う(その割には好戦的な面もあるのではないかとも思う)。