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(回答先: Re: データのマジック、全く良くなっていない日本経済。 投稿者 佐藤巧 日時 2006 年 3 月 22 日 10:47:40)
>佐藤巧さん お久しぶりです。ご意見には感謝しています。
>【昔から極端な金持ちというのは少なからず居たはずです。】
確かに、そうですが、昔の金持ちというのは「仲間に富を分け与えた」という部分があるとKは思っています。これはイメージによるレッテル貼りになる可能性もありますが、今の金持ちは「金を集めるのが趣味(金の餓鬼道に堕ちている)」というイメージがあり、昔の金持ちは「自分の仲間にために金を集めた(必ずしも金を集めるために集めたのではなく、目的があり、結果的に金が集まった)」というイメージです。
また、昔の金持ちは「金持ちになる過程で苦労した」のに対し、今の金持ちは「マネーゲームで遊びながら、人を落とし入れる事によって富を得た」というイメージもあります。
これは大きな差であるとKは思います。昔の金持ちは「周囲の人と共に富を築いた」のですが「今の金持ちは、周囲の人の富を奪った」というイメージです。もちろん、例外的な人もいるでしょう。しかし、例えば「昔の金持ちの内、高利貸しという事で富を得た人もいる」のですが、大抵は「周囲から嫌われた」のだろうと思います。ユダヤ民族が嫌われたのは、そのような背景があるはずです。
欧米と日本では価値観が異なっていたのですが、最近は欧米型の金持ちがふえているのではないでしょうか?
>【中央値どうしで比較したとしても日本の景気はよくなっていないのでしょうか?バブル後の底から比べればそれでもかなり良くなったのでは無いかと感じていますが・・・。】
これは、住む地域、働く企業によっては意見が分かれる部分かもしれませんが、少なくとも「バブルの底よりも状況は悪化している」と思っている人も相当数はいると思います。
http://news.goo.ne.jp/news/kyodo/keizai/20060307/20060307a2440.html
は、前にも紹介しましたが、ダイエーは「リストラや様々なテコ入れをした上で、赤字です」
今日本にある様々な企業は「バブルの底から這い上がってくる過程で、様々な合理化をしきてました。」それは、バブルの底の時は「贅肉が付いていて、まだ、余裕があった」と言う事です。長時間過密労働の比率は今より低く、残業手当もそれなりに支払われたのだろうと思います。
しかし、今は、長時間過密労働をして、家庭にまで仕事を持ち帰って、Winnyで情報を流出させるまで頑張ってなおかつ、給与が下がっている上に「何時、企業が倒産するかも分からず、将来、年金がもらえるのかも分からず、その上に「貯蓄が減っている」のです。
バブルの底の時も「4人に1人が貯蓄ゼロ」ではなかったと思います。
失業率はここ数年では少し改善しているというデータも「確実に増え続けるニート」は計算されていないのですから、データのトリックです。
少なくともニートの人数はバブルの底の時に比べ倍加しているでしょうし、近年は中年ニートというのも増加傾向です。
バブル後は失われた10年とも言われていますが、財政赤字、労働条件などは間違いなく悪化しているでしょう。
本日も「東北電力でサービス残業が発覚して、約3分の1に当たる職員に過去2年で平均40万円程度の残業代が支払われた」というようなニュースをやっていました。(何故か、今現在NHKオンラインには見あたらない。)
多分ですが、労働条件的には過去最悪の水準になっているでしょう。過労自殺・過労死も増えています。
そのような意味で、バブルの底より悪いとKは思っています。