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(回答先: 一つの可能性 投稿者 オリハル 日時 2006 年 3 月 11 日 23:36:44)
>オリハルさん ご意見に感謝致します。
まずは行政改革推進法案は中国新聞に書いてあります。
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2006031001000537_Detail.html
まあ、全体的には「概ね妥当」と思わせるような表現で無難にまとめられているとも思えます。
しかし【１０年度末の国家公務員総数は０５年度比で５％以上の純減が目標。国の地方出先機関の統合、廃止、合理化を推進。】というだけでも、まともにやれば、一年に１％以上の純減が必要になるという事ですが、ここは、低級公務員を減らすと言う事でしょう。ニュアンスからして【「上の偉い人々」に関する部分を減らすべきでは？】にはならないと思います。トカゲのしっぽ切りであり、国民の憎しみを「下っ端職員に転嫁して、上級公務員は温々と生き伸びるでしょう」それが、組織のやり方でしょう。
それでも、オリハルさんのご意見のような人が多ければ「高級（高給）官僚からリストラ」という図式にもなるのでしょうが、残念ながら日本国民は「一部の高級官僚の天下りに怒って、同じ労働者階級層の下っ端公務員に憎しみを抱くのです」その結果「同じ労働者同士で足の引っ張り合いを演じる事」になります。
Ｋの予測が正しければ、職業とか組織に「憎しみのイメージのレッテルを貼る」のが間違いです。高級官僚であっても「全てが悪い官僚とは限らない」という意味合いもありますが、犯罪者は個人の資質の問題（誰かが悪い事をしたのは、個人的に罰するべき）ですし、組織的な問題（天下りなど）がなくならないのは、組織機構に問題がある（強制退職が早すぎる等）があるのだろうと思います。
悪いのは「無理な規則を定めた者」か「犯罪行為を行った者」のどちらかなのですが、その罰を受けるのは「ほとんど罪のない組織の人員、しかも下っ端」という構図になってしまいます。「公務員虐め」というのはそのような図式の事なのです。
昨日「天下り問題」で道路公団互助会における職員は「親族が多数勤めている」と言う事を、これ以上の不正があるのか？という論調で報道していましたが、一般的な職業では「親の仕事を子供が継ぐ」のは普通でしょう。ただ、採用方法に不公平があるのなら、これは是正する必要があるでしょう。すべては、多角的総合的に適切に見極める事を常に意識すべきでしょう。意識していても「情報が不完全（人間の限界性からどうしても完璧にはなり得ない）」なのですから、判断は誤りがちです。しかし、誤らない努力はすべきでしょう。
最初から「どこかが悪者」という予断を持って判断するのでは「誤りの判断をしようとしている」と言う事だろうと考えています。
学校長、郵便局長、警察署長、大学病院教授といった職業の人は超高給を支給されているというイメージを持つ人も多いでしょうが、実際には銀行の中堅職員、報道機関の平均収入、大手家電メーカーの課長クラスの収入（給与）と大差ないでしょう。社会的責任とか様々な面を考えた時には「割に合わない」とも考えられる「名誉職」と言えるでしょう。
しかし、これも一面的な考え方です。役職（肩書き）に囚われる人は「名誉欲に憑かれている」という部分もあり、自分から望んでその職に就いたのだから「自己責任」という部分も考慮する必要もあるでしょうし、権力を利用して「付け届け」などの強要を行うというモラルの欠如した輩もいるでしょう。そこを含めて「人間というのは不完全で弱い生き物」だろうと思っています。
高速道路などの問題も「地域の希望」という部分もあり、一概に無駄と決めつけるのは問題だと考えていますが、財政面から「優先順位」は適切に判断するべきだったのでしょう。どうしても「地方にとって必要なら、必要を主張する地域からの寄付金や企業からの協力金を求め、基金というようなもので、税金負担を減らすべきだった」のだろうとも思います。ここも政策のミスでしょう。
地方分権とも言われていますが、地方の財政も破綻寸前のところが多いのです。
http://www.kh-web.org/fin/
の赤字財政カウンターによれば日本の財政赤字は1054兆円を超えています。
しかし、このページの作者も「郵政民営化」は「別問題」と書いています。
http://www.kh-web.org/fin/yusei.htm
行政改革は難しいのですが、真剣に合理的に考えていく必要があります。
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。