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ホントの意味での「ユダヤ人の絶滅」と、ニセの意味での「ユダヤ人の絶滅」
http://www.asyura2.com/07/war87/msg/365.html
投稿者 たけ(tk) 日時 2006 年 12 月 28 日 23:08:15: SjhUwzSd1dsNg
・・・レスの部分を除いて抜粋しておきます・・・
イスラエルの国家戦略を理解するためには、やはりユダヤ教の発想を理解しなければ分からないだろう。
彼らの心情を日本人的に分かりやすく言えば、強盗犯人が被害者からの報復を恐れて怯えている、ということになります。
日本人的には、じゃあ、謝って和解すればよい、とか、水に流せば良い、となるでしょうが、ユダヤ人の場合には違う。
ユダヤ人にとっては、そのような状態こそが理想的な状況なのです。そのような状況こそ、申命記に書かれているユダヤ人の神さまからの神聖な宗教的使命を実践していることの証しなのです(※2)。
また、実際的にも、そのような状況は、ユダヤ人の団結を維持するために必要な状況なのです。
ユダヤ人が大好きな「ユダヤ民族の絶滅」というのは、本当に恐れているものという意味では、異教徒に殺されることではありません。
それとは逆に、異教徒に受け入れられて、異教徒と同化してしまうことがホントの意味での「ユダヤ人の絶滅」なのです。(※3)
ホントの意味での「ユダヤ人の絶滅」を防ぐためには、ニセの意味での「ユダヤ人の絶滅」の恐怖を煽り続けるなければならない。そのためには隣人に憎まれるような存在であり続けなければならない、というのがユダヤ教だということです。
* 近い将来、アメリカの後ろ楯を失って、現代イスラエル国家が無くなって、その戦略が失敗したとしても、もう一度離散して、離散した地で、第二・第三のディアスボラや神殿喪失を嘆き続ければ良いだけの話です。
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・・・
(※2)申命記はユダヤ人の神さまがユダヤ人に下した(ユダヤ人にとっては)神聖な命令なのであります。
07:01あなたが行って所有する土地に、あなたの神、主があなたを導き入れ、多くの民、すなわちあなたにまさる数と力を持つ七つの民、ヘト人、ギルガシ人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人をあなたの前から追い払い、
07:02あなたの意のままにあしらわさせ、あなたが彼らを撃つときは、彼らを必ず滅ぼし尽くさねばならない。彼らと協定を結んではならず、彼らを憐れんではならない。
07:03彼らと縁組みをし、あなたの娘をその息子に嫁がせたり、娘をあなたの息子の嫁に迎えたりしてはならない。
07:04あなたの息子を引き離してわたしに背かせ、彼らはついに他の神々に仕えるようになり、主の怒りがあなたたちに対して燃え、主はあなたを速やかに滅ぼされるからである。
07:05あなたのなすべきことは、彼らの祭壇を倒し、石柱を砕き、アシェラの像を粉々にし、偶像を火で焼き払うことである。
http://www.fsinet.or.jp/~yoyoue/bible/deu.htm#05007001
(※3)ホントの意味での「ユダヤ人の絶滅」
『タルムード入門1』より
p.35:(紀元前)722年にはイスラエル10部族からなる北王国がアッシリア軍によって撃破され、捕虜として連れ去られた住民は、その大多数が、行きついたできで同化されてしまったという事情がこの民族的危機を一段と切実なものとした。
p.39:(エズラの方針は)ユダヤ人は、その宗旨によってのみならず、その生活態度においても隣人と違っていなけれはならない、というのであった。その礼拝の様式も違えば、家庭生活も違う、また、日常生活のごくありふれた事柄に関しても、彼のユダヤ人たることをつねに印象づけるような要素がなくてはならない。・・この視点が十分に把握されているのでない限りは、ラビたちの物の考え方、彼らの行動様式、また彼らの聖書解釈の方法を理解できる望みは皆無である。
つまり、隣人たちと異なる存在であり続けること、異物であり続けることによって、同化を防ぎ、そのことによって民族を維持する、という方針。従って、異物として排斥されることは当然予想されることであり、それを当然のこととして、うまく利用していこうという知恵を発達させてきた。
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