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朝日【イランのホロコースト会議、独・イスラエル首相が非難】
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http://www.asahi.com/international/update/1213/011.html
イランのホロコースト会議、独・イスラエル首相が非難
2006年12月13日15時41分
ドイツのメルケル首相とイスラエルのオルメルト首相は12日、ベルリンで会談後、共同で記者会見をし、イランで開かれたホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を検証する国際会議に対して、そろって強い不快感を示した。
メルケル首相は「(会議を)ドイツは最も厳しく非難する。何があっても受け入れがたい」としたうえで、「イスラエルが脅威にさらされてはならない」と強調した。ドイツでは、ホロコーストを否定する発言などをすれば処罰されるだけに、会議に対する反発が強い。
オルメルト首相も「イラン大統領の政治、発言、ホロコースト会議は受け入れられない」と強く非難した。同首相は会談前、ナチスが強制収容所行きの列車を出発させたベルリン西部のグルーネバルト駅を訪れて献花した。
また米ホワイトハウスも12日、会議について「文明社会全体に対する侮辱だ」と厳しく非難する声明を出した。「イラン指導部は残虐行為の歴史的事実に意固地に疑問を投げかけ、憎しみの基盤を築いている」とも指摘した。国務省のマコーマック報道官もこの日の会見で、「完全に常軌を逸している」などと切り捨てた。
会議はホロコーストを検証し、再考するとの趣旨で、11、12の両日、テヘランで開かれた。ホロコーストを否定する発言で国際社会の猛反発を受けた同国のアフマディネジャド大統領の号令によるもので、出席者にはホロコーストに疑問を示す立場が目立った。
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