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□アンネの部屋を忠実に再現…広島・ホロコースト記念館 [読売新聞]
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060917i401.htm?from=main4
アンネの部屋を忠実に再現…広島・ホロコースト記念館
第2次大戦中、ナチスの迫害を受け、15歳で生涯を閉じたユダヤ人少女、アンネ・フランク(1929〜45)が、ナチスの目を逃れて暮らしたオランダ・アムステルダムの〈隠れ家〉の部屋の再現を、広島県福山市のホロコースト記念館(大塚信館長)が計画。親族からブラシなどアンネゆかりの品約100点を譲り受け、来秋にも公開する。
「アンネの日記」に多感な思春期の心情をつづっていた部屋。大塚館長は「悲劇の少女の生活を思い浮かべ、平和な時代に生きられる幸せをかみしめてほしい」と話している。
隠れ家は、アンネの家族ら8人が42年から約2年間暮らした商店の3、4階部分で、現在も一般公開されている。アンネの部屋は3階の一角。同記念館は「息を潜めて暮らしたアンネの生活ぶりを忠実に伝えたい」と、小窓が一つしかない幅約2メートル、奥行き約4・6メートルの部屋を再現する。
展示される品は、「アンネ・フランク財団」(本部・スイス)会長で、アンネのいとこにあたるバディ・エリアスさんから寄贈された。アンネが幼少期を過ごしたドイツの家にあったタンスや食器、オルゴールやラジオのほか、アンネが使ったとみられる名前の頭文字「F」の文字が入ったブラシも含まれている。
アンネの父、オットー・フランクさんと生前、交流のあった大塚館長が昨年6月、記念館創立10周年を記念し、バディさんを講演に招待。大塚館長は10周年を機に、2007年秋にも新館を建設し、内容を充実させることを決めていたため、「新館に狭い部屋を再現し、アンネの無念を伝えたい」と相談。バディさんは快諾し、8月末に渡欧した大塚館長に、所有する品を譲ってくれたという。
(2006年9月17日3時5分読売新聞)