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フォロー感謝。拙著『湾岸報道に偽りあり』(1992年)でも指摘
http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/407.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 8 月 28 日 21:15:26: CjMHiEP28ibKM
 

(回答先: Re: ユダヤ=ハザールの事実は国民の9割が知っても持つ意味は大きい 投稿者 たかす 日時 2006 年 8 月 28 日 20:59:23)

フォロー感謝。拙著『湾岸報道に偽りあり』(1992年)でも指摘

カザール問題は以後も何度か論じたが、読者の反応は鈍かった。面倒くさいのか。
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http://www.jca.apc.org/~altmedka/gulfw-61.html
『湾岸報道に偽りあり』
隠された十数年来の米軍事計画に迫る
補章:ストップ・ザ・「極右」イスラエル
「ユダヤ人」の九〇%はタタール系カザール人だった
[中略]
 もちろん、二千年前にエルサレム神殿が破壊され、ディアスポラ(離散民)となって以来の歴史だから、当然、各地での混血は生ずる。しかし、ここでいう難問題の「血統」は、それとはまったく質を異にしている。
 結論を先にいうと、世界中の「ユダヤ人」の約九〇%は血統的に見ると、もともと、かつてのユダヤ王国起源、[中略]「モーゼに率いられてエジプトを出たユダヤの民」の末裔ではないのだ。大部分は、ユダヤ教に国ごと改宗したタタール系民族で、南ロシアに七世紀から十世紀にかけて周辺諸民族を帝国支配下に置いていたカザール(英語で「Khazar」、ハザルとも記す)王国起源なのである。
[中略]
 あれだけ自分の民族の歴史に執着してきた「ユダヤ人」(ユダヤ民族、より正確にはユダヤ教徒)が、二千年前にエルサレム神殿破壊、ディアスポラ(離散民)となって以来の歴史を、自ら積極的に語ろうとはしないのである。奇妙な話なのだが、下手にさわると、反ユダヤだ、ナチだ、ヒットラーだとまでいわれかねない。危険な政治問題となるために、歴史ファンが公然と議論もできず、歴史学者もオソル、オソル。まさに「さわらぬ神に祟りなし」という表現がピッタリの状態だったらしい。
 [中略]
 ユダヤ人は、むしろ、ユダヤ教徒の集団として考える方が実態に合っているが、ディアスポラには二つの大きな流れがあった。現在のイスラエルでも、その象徴として首席ラビ(指導的聖職者)が二人おかれている。流れの一つはセファルディム、もう一つはアシュケナジムと呼ばれている。
 セファルディムの語源はスペイン(エスパーニャ)と同じで、パレスチナ地方からスペインに流れた集団を祖先としている。言葉もスペイン語をたくさん取り入れたラディノ語を使っていた。セファルディムは中世にスペインから追われ、主に北アフリカに移り住んだ。人種的特徴は、現地のアラブ人に近く、肌色も褐色が多い。
 アシュケナジムの語源には諸説あるようだが、ドイツの意味とも解釈され、やはりドイツ語を沢山取り入れたイディッシュ語を使っていた。
[中略]
「アシュケナジム」の一員で、ハンガリー生まれのユダヤ人、アーサー・ケストラー(故人)が著わした『The Thirteenth Tribe, The Khazar Empire and its Heritage』(『第十三支族、カザール帝国とその末裔』)の日本語訳が『ユダヤ人とは誰か』と題して出版されていた。この本の主張は、大変に強力な「カザール起源説」である。
[中略]
 歴史ロマンの解明への道は、まだまだ、血なまぐさい葛藤の彼方にあるようだ。特に問題なのは、現地で相争うアラブ人とイスラエル人は、こういう因縁をお互いに良く知っており、日本人はまったく知らないということである。
 [後略]
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