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サンケイスポーツ【ホロコーストを否定したイランのアハマディネジャド大統領】
http://www.sanspo.com/soccer/06worldcup/news/w0611sokuho004.html
サンケイスポーツ
大量虐殺否定、核問題…−イラン副大統領が観戦
【ニュルンベルク(ドイツ)11日共同】ナチスと関係が深かったドイツのニュルンベルクは11日、サッカーワールドカップ(W杯)のイラン―メキシコ戦を迎える。ホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を否定したイランのアハマディネジャド大統領の「代理人」アリアバディ副大統領が現地で観戦。ユダヤ人団体はイラン核開発への抗議デモを予定する。ネオナチによるイラン大統領支持のデモ実施のうわさも飛び交い、市民は神経をとがらせている。
ニュルンベルクは、ナチス・ドイツが党大会を開きユダヤ人迫害につながった法律を制定した地。戦後、戦犯を裁くニュルンベルク裁判も開かれ、W杯の競技場はかつてナチスが青年組織「ヒトラー・ユーゲント」の行進に使用した。
「ドイツに対する侮辱。騒ぎを起こすだけだ」。ある商店主は副大統領訪問に不快感をあらわにした。
ホロコースト否定が罪に問われるドイツ国民にとり、アハマディネジャド大統領の発言は「許せない」もの。さらにイランはウラン濃縮活動など核開発を進め、欧米の反発を買う。そんな中、大統領は、同国代表チームが決勝トーナメントに進めば、ドイツ入りに前向きな姿勢も見せる。
歯科医ケルスティン・テュルクさん(30)は「極右のデモはもってのほかだけど、反イランのデモもW杯の時期を外すべきだ」と話す。イランのキャンプ地、フリードリヒスハーフェンでも、タクシー運転手が「公には歓迎だが、イランに早く帰国してほしいと思っている人も少なくない」と打ち明ける。
これに対し、イラン代表のマハダビキア選手は「われわれはスポーツ選手。政治とは距離を置くべきだ」とうんざりした様子。一方で「国家元首が観戦に来るのは喜ばしい」と強調する。
10日にはドイツ西部ゲルゼンキルヘンで、外国人排斥を掲げる右翼政党のデモ隊と、人種差別に反対するデモ隊がにらみ合った。不穏な空気は収まりそうになく、地元警察は警戒を強めている。