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ホロコーストとイスラエルに関してイラン大統領から米国大統領へ
http://www.asyura2.com/0601/holocaust3/msg/117.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 5 月 24 日 13:19:51: CjMHiEP28ibKM
 

ホロコーストとイスラエルに関するイラン大統領から米国大統領への書簡抜粋

かなりの長文の書簡なので、問題別に分けて投稿する。
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[TUP-Bulletin] 速報607号 イラン大統領から米国大統領への書簡(上)
 060524
神を問い為政者の道を問う呼びかけにブッシュは答えられない
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 5月8日付でイランのマフムード・アフマディネジャド大統領がブッシュ米大
統領に送った公開質問状を、ブッシュ政権は案の定黙殺。他の欧州政権も日本も
これに右へ倣えをしているようです。
 この書簡を、イラン国内向けのジェスチャーとのみ捉えるべきでしょうか。
 神と預言者に繰り返し言及しつつアメリカの偽善性を総括するこの書簡は、世界のモスリムに限らぬ人々にとって説得力をもつはずです。同大統領が保守的シーア派であることに懸念を覚え、あるいは国をとわず核エネルギー開発に反対する人々にとっても無視しがたい内容が、この書簡にはあると思います。
 5月10日、インドネシアで開催された「イスラム開発協力会議」(D8会議:エジプト、バングラデシュ、インドネシア、イラン、ナイジェリア、マレーシア、パキスタン、トルコ)では、インドネシアのユドヨノ大統領がイランの核エネルギー開発は平和目的のものであると言明しています。
 戦前半世紀は脱亜入欧、戦後半世紀はアメリカの気に入られさえすれば、という方針で、国連のイスラエル非難決議にも反対や棄権で対応してきた日本の今後の進路が気になります。
 長文なので前後2回に分けてお送りします。
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2006年5月8日

慈悲と憐れみ深くあまねき神の御名において、
アメリカ合州国大統領ジョージ・ブッシュ殿
[中略]
 若者たち、大学生、そして一般の人々が、イスラエルという現象に多くの疑問を持っています。あなたはこの問題に、いくつかの点でお詳しいことと思います。

 歴史を通じて占領を受けた国は数多くにのぼりますが、新しい国民を住まわせて新しい国を作ったというのは、以前の時代には見られなかった新現象であると思います。

 学生たちは、60年前にはそのような国はなかったと言っています。彼らは昔の 資料と地球儀を見せて、我々がやったように探してみてほしい、イスラエルなど という名前の国は我々には見つからなかったと言います。

 私は彼らに、第一次、第二次世界大戦の歴史を調べさせます。学生の一人は私に、数千万もの人々が命を落とした第二次大戦の時には戦争についてのニュースは戦争当事国によって速やかに広められたと言いました。めいめいが自国の勝利と最近の戦線での相手国の敗北を宣伝したのです。戦争のあと、ユダヤ人が600万人殺されたのだと主張されました。600万と言えば少なくとも200万世帯です。

 ここでもこれらの出来事が真実だと仮定しましょう。ではそれが、中東にイスラエルを建国することや、そのような国を支援することにつながるという論理的必然がありましょうか?

 イスラエルという現象はどのようにすれば合理化あるいは説明できるのでしょう。

大統領殿
 イスラエルがどのようにして、またどんな対価を払って、建国されたかは、ご存じのことと思います。

 -その過程で何万人もの人々が殺されました。

 -何百万もの先住民が難民となりました。

 -何十万ヘクタールもの農地、オリーヴ農園、町や村が破壊されました。

 この悲劇はイスラエル建国の時だけには限りません。それは不幸にも60年間も続いています。

 子どもにすら憐れみを示さない一つの体制が樹立され、それが家々を中に住人のいるまま取り壊し、パレスチナの要人の暗殺リストと殺害方法を公表して暗殺し、何千人ものパレスチナ人を牢獄につないでいるのです。このような現象は唯一無二です。どう控え目に考えても近来の歴史には極度にまれです。

 人々のもうひとつの大きな問いは「なぜこんな体制が支持されているのか」
ということです。

 この体制を支持することが、イエス・キリスト(彼の上に平安あれ)やモーゼ(彼の上に平安あれ)の教えや自由主義の価値観に沿ったことでしょうか。

 それとも私たちは、これらパレスチナ内外の土地に元々住んできた人々がキリスト教徒であろうとイスラム教徒であろうとユダヤ教徒であろうと、彼らに自分の運命を決定させることが、民主主義の、人権の、そして預言者たちの教えに反するのだと理解すべきなのでしょうか。もしそうではないとするなら、彼らの国民投票に対してかくも多くの反対があるのはなぜでしょう。

 パレスチナではこのほど新たに選出された政府が発足しました。独立の消息通はそろってこの政府は選挙民を代表する者であることを確認しました。信じがたいことですが、選挙で選ばれた政府に圧力がかけられ、イスラエル体制を承認して闘争を放棄し、以前の政府の政策を踏襲することが勧告されたのです。

 現パレスチナ政府がそのような綱領にもとづいて運営されていたなら、パレスチナ民衆は彼らに投票したでしょうか?

 ここでもお尋ねしたいのですが、パレスチナ政府に対して取られたこのような措置が、前記のような諸価値と両立するのでしょうか?

 民衆も「なぜ国連安全保障理事会でのイスラエル非難決議案はすべて拒否されるのか」と問うています。

大統領殿
 よくご承知のとおり、私は民衆の間に暮らし、たえず人々との接触を保っています。中東の諸国からも人々が私に連絡を取ってきます。彼らも、かかる怪しげな政策を信用していません。

 この地域の人々がかかる政策に対しますます怒りを募らせていることは明らかになっています。

 あまりに多くのご質問をさしあげることは私の意図するところではありませんが、ほかにも触れておく必要のある論点があります。

 なぜ、中東でなにか科学技術上の成果が達成されると、それはシオニスト国家の脅威と解釈され、そのように描き出されてしまうのでしょうか。科学的な研究開発は国の基本的権利ではないでしょうか?
[後略]
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原文URL:
http://www.globalsecurity.org/wmd/library/news/iran/2006/iran-060510-irna01.htm

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