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□スポーツ報知の徳山引退報道はなぜ? [PJニュース]
▽スポーツ報知の徳山引退報道はなぜ?(上)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2710271/detail
スポーツ報知の徳山引退報道はなぜ?(上)
【PJニュース 11月13日】− 先日、プロボクシングWBC世界スーパーフライ級王者・徳山昌守選手が総合格闘技団体PRIDEに行くのか、ボクシングを続けるかで去就が注目されていたのは記憶に新しい。ボクシングとPRIDE、どちらも好きなわたしとしては、徳山選手のPRIDE行きは止めて欲しいというのが率直な感想でした。
しかし、6日付のスポーツ報知に、徳山選手のPRIDE行きが決定的であるという記事が出た。わたしが読んだのはWEB版ですが、タイトルから他社の記事と違っていました。
「徳山PRIDE転向…王座返上、ボクシング引退」とこのようにハッキリ引退決定と報じていたのはスポーツ報知だけでした。
記事内でも『本紙の電話での取材に対し、総合格闘技「PRIDE」からのオファーを受けることを初めて明らかにした。徳山は、6日に行われる日本ボクシングコミッション(JBC)からの事情聴取で、PRIDE転向の意思を正式に伝える意向。王座の返上は免れず、事実上の引退となる』と綴ってありました。
このように他社を出し抜いたスクープになっていました。私はがっかりしながらも、報知の取材力って凄いのだなと感心しました。
しかし、徳山選手は6日夜に自身のHPでPRIDE参戦をキッパリ否定しました。果たして今回の誤報は何故起きたのでしょうか。
そこで誤報となった記事を読み返してみます。「PRIDEとの交渉について『オファーがあったのは事実』と初めて認めた。『(PRIDEに)出るとか出ないとか、言い分はある。それを伝えたい』と語った。『もう決めているのか?』という問いに『もちろん』とキッパリ言い切った」。
読み返すと、徳山選手がPRIDEに行くと明言している部分はありません。ただし、会話での微妙なニュアンスなどはインタビューした記者自身しか感じられない部分なので、PRIDEに行くとしか思えない話し振りだったのかも知れない。しかし、活字として読めば、誰が読んでも「どちらか判断がつかない」というのが普通でしょう。
平凡なボクサーがボクシングを続けてもニュースにはなりません。しかし、世界王者であるボクサーが総合格闘技に参戦すればニュースになります。この記事を書いた記者は、あえて読まれる記事になるようなミスリードをしたのではないかと疑問を持ちました。
その辺をスポーツ報知東京本社に電話で問い合わせて見ました。【つづく】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJニュースはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 高田 良宇【神奈川県】
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2006年11月13日07時35分
▽スポーツ報知の徳山引退報道はなぜ?(下)
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2714503/detail
スポーツ報知の徳山引退報道はなぜ?(下)
【PJニュース 11月14日】− (1)からのつづき。スポーツ報知に問い合わせ内容を告げ、早速専用の部署に回して貰う。応対に出た男性社員の方には丁寧に受け答えをして頂きました。
−今月6日に御社の記事で、徳山選手がPRIDEに転向する事が決定したとしか取れない内容のものがありました。可能性ではなく決定として記事にしたのは私が知る限りスポーツ報知さんだけです。でもこれは今では誤報であったと言わざるを得ませんよね。結果がハッキリ分かるまでの間、一般ファンは非常にがっかりしたと思うのですが、このような誤報は何故起きたのでしょうか?
「記事を書いた記者は、取材の結果そのように思って書いてしまったのかもしれません」。
−でも記事には「セコンドのメンバーなど、詳細も固まっており、別のリングへ移る環境は整った」とまで書かれています。PRIDE参戦のオファーを受けていないのに、ありえないですよね。
「その辺り記事を書いた記者に、このような苦情があったと伝えておきます」。
−徳山選手がボクシングを続けても当たり前でニュースにはなりません。でも、徳山選手がPRIDEに参戦決定となれば部数が伸びますよね。そういった意図は無かったのでしょうか?
「確かに部数を伸ばすのも仕事ですが・・・」。
記事を書いた本人ではない広報の方に、あまり突っ込んだ話をしても気の毒なので、この辺で話を切り上げました。広報の方には、「当該記事を書いた記者に苦情内容を伝えます」と約束して頂きました。
スポーツ選手の去就なんて、確かに社会を揺るがす様な大ニュースでは無いですし、数日後には真相がハッキリする事ではありますが、わたしの様にヤキモキしてしまうファンもいるのです。スポーツ報知の記者の方、あんまりビックリさせないで下さい。【了】
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パブリック・ジャーナリスト 高田 良宇【神奈川県】
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2006年11月14日05時30分
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