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□【SUNDAYウォッチ】 中川「核保有議論」を議論する [JANJAN]
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【SUNDAYウォッチ】 中川「核保有議論」を議論する 2006/11/06
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北朝鮮が６カ国協議へ復帰することになった。中川政調会長の「核保有議論発言」は、それに煽られる格好になり火勢を増した感がある。先週は北朝鮮がらみ以外では大ニュースがなかったこともあり、「日曜ニュース特集」は、中川さんの落とした“核爆弾”で揺れた。
■報道２００１（フジテレビ）
●核保有議論
ゲスト：中川昭一・自民党政調会長／松本剛明・民主党政調会長／青山繁晴・独立総研社長
「議論はしておいたほうがいい発言」で党内外から批判を浴びる中川政調会長が生出演した。
中川氏―
「日本では核に対する悲惨な体験がある。核廃絶は究極の願い。私もそう願っている。しかし北朝鮮の核実験が示すようにNPT体制は崩壊した。日本が望んでもそうならない現実がある。ミサイルが飛んできたらどうするのかを含めて議論しておこうということ」
「自分の国はどうやって守るのか？この数ヶ月間で世界は変わってしまった。我々のところに意見が寄せられているが、反対の人も含めて真剣に考えていることがわかる」
松本氏―
「時期の問題。黒岩さん（司会者）や青山さんが核議論をすることに関しては我々もタブー視していない。しかし公党の幹部が議論、検討するのは結論を出さなければいけない。世情、理想を追い求めることは大切。子供の代に核を持つ方向を残していくのか、廃絶する方向を残していくのか、日本のふんばりどころ」
「テロ国家だと（やり）返せるが、テロ集団だと（やり）返せない。核廃絶に向けた議論をする必要がある」
青山氏―
「私は核武装には反対。しかし中川さんの『論議しよう』というのには賛成。もの言えば唇寒しの日本で発言したことは、アメリカの当局者も驚いている。センチメンタルではなくてリアリズムで責任ある人が議論することは大事」
「『核は抑止力』というところまできているのに、日本の状況は『口をつぐめ』だ。日本の常識は世界の非常識。政治家はともかく我々のような者が言うのはいい」
●履修漏れ問題
ゲスト：伊吹文明・文科相／中川昭一・政調会長／松本剛明・民主党政調会長
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番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★★
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■関口宏のサンデーモーニング（TBS）
●北朝鮮、６カ国協議に復帰
「日本は出席するな」の背景
レギュラー評論家陣のコメントは以下の通り―
日本が拉致問題(曽我ひとみさんの拉致実行犯の国際指名手配)を出してきたので、北朝鮮は反発した。容疑者はまだ生きている。これからは（北朝鮮の）要求もエスカレートしてくるだろう。中国はつらい立場を踏まえ北朝鮮に伝えた。２度目の核実験をすれば中国も制裁に加わらざるを得なくなる、と。金融制裁の解除を協議するならば、北朝鮮は６カ国協議に出ていってもいい、ということで中国は米国を説得した〜辺真一・コリアリポート編集長〜
進展があると見るのは楽観し過ぎ。これからの６カ国協議で北朝鮮は「核保有国として扱いなさい」と出てくる。北朝鮮としては計算どおり。米国の中間選挙を考えて動いている〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
６カ国協議が始まる。北朝鮮は金融制裁の解除を要求してくる。解除しなければ６カ国協議は閉ざされる。（米による）金融制裁の次は国連制裁を解除しろと言ってくる。核放棄が先か、体制の保証が先か、ということになる。核保有国として認めろ、と言ってくる〜辺真一氏〜
北朝鮮の思惑通り進んだ〜田中秀征・政治評論家〜
●米中間選挙目前、世界は
・イランがミサイル試射
・パキスタンで反米デモ
・アフガニスタンでNATO軍死者増大
・イラクで米軍死者増大
選挙応援にブッシュには来てほしくないという候補が多い。日本の選挙でも「総理に来てほしくない、幹事長に来てほしくない」ということがあるが、そういう時は大敗する。共和党は選挙の争点を「テロとの戦い」にあてているが、国民はイラク政策に怒っている〜岸井氏〜
●いじめ、履修漏れ、教育基本法改正
今噴き出ている問題を押さえたうえで、法改正ということでなければ国民は納得しない〜岸井氏〜
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
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番組評価
ゲスト：★★★
MC回し：★★★
映像と演出：★★★
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■徳光のザ・サンデー（日本テレビ）
●松坂大リーグへ
●桑田も挑戦
●北朝鮮６カ国協議復帰へ
●再び桑田、スタジオ生出演
先ず引退試合を映像で回想した。スタンドで声援を贈る徳さんの姿があった。桑田は巨人での２０年間を振り返りながら、アメリカ野球への熱い思いを語った。
●フィギュア安藤美姫復活
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番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★★
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■日曜討論(NHK)
国会、与野党攻防
ゲスト：二階俊博（自民）、漆原良夫（公明）、高木義明（民主）、穀田恵二（共産）、重野安正（社民）、糸川正晃（国民新党）
「核保有論議」「防衛省昇格法案」「自衛隊の海外任務」「教育基本法改正は」「未履修問題」などを、与野党各党の国会対策責任者が討論した。
「核……」に関しては各党とも“けしからん”で声を揃えた。言い出しっぺの中川政調会長を抱える自民党も他人事のように「核議論発言」を批判した。与党の公明、各野党は「反対」の大合唱だった。確かに日本が置かれた状況を考えれば、核保有論議は軽々にすべきではない。
だが、判で押したようなしかも「耳タコ」の見解をテレビ、それも生中継で流して、視聴者は満足するのだろうか。“詳しくはわが党の公式ホームページでご覧下さい”と言っているようなものだった。
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番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★★
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■サンデープロジェクト（テレビ朝日）
全国大学駅伝大会のため休止（※正月に催されるのは「箱根大学駅伝」。こちらは日テレ・読売新聞系）
(竹谷昇)
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