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□女性無料誌 創刊続々 「消費の主役」は主婦・OL [フジサンケイ ビジネスアイ]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061029-00000000-fsi-bus_all
女性無料誌 創刊続々 「消費の主役」は主婦・OL
■雑誌深掘り・携帯通販など目玉に差別化
60万部を配布する人気フリーペーパー「R25」の女性版「L25」を、リクルートが11月1日に創刊する。店頭や駅、公共施設でのフリーペーパーの配布数は今年に入って急増中している。こうした中、消費のカギを握る主婦、OL層を狙った女性向けフリーペーパーの創刊が目立ち始めた。(那須慎一)
■来月1日に「L25」
東京・内幸町のリクルート「L25」編集部。創刊を間近に控え、5人の「L25」編集スタッフは慌ただしく作業に追われている。
2004年創刊の男性向けフリーペーパー「R25」は、日頃のニュースやトレンド情報で知ったかぶりをしがちなテーマをわかりやすく解説する記事を中心に構成して大ヒット。現在、1都3県(神奈川、埼玉、千葉)、4000カ所以上のラックで60万部を配布している。
ただ、「男性向けながら、女性読者比率は20〜30%あり、同じコンセプトで女性向けがほしいという声は以前からあった」(「R25」「L25」編集長の藤井大輔氏)。こうした声を反映し、OL向けフリーペーパー「L25」(月2回、1日・15日発行)が登場する。
女性各誌を元ネタに
目玉は、星の数ほどあるといわれる女性雑誌各誌の記事を元ネタに、さらに深掘りする「Coneect×Review」というコーナーだ。
創刊を前に、読者対象となる200人の女性にヒアリング調査をしたところ、平日にOLが一番ストレスがたまるのが、同僚とのランチタイムだった。
「人それぞれ情報源が異なるために共通の話題がなく、関心のない話でも会話を合わせているという。ならば、皆が共有できる情報を1誌で提供することで解決できないか。それが新コーナーを設けたきっかけ」と藤井編集長は語る。
ファッション誌からビジネス誌まであらゆるジャンルの雑誌から記事を厳選。「食わず嫌いだった雑誌にも関心を持ってもらい、好きな雑誌が2冊、3冊と増え、視野が広がってくれたらとの思いを込めている」とも。1都3県で、女性が多く通ったり、利用するスポットなど約500カ所で40万部を配布する計画だ。
一方、ネットショップの開設支援などを行うEストアー(東京都港区)は、携帯電話で買い物ができるモバイル通販へのアクセスを促すフリーペーパー「Fido(フィード)」を今月26日に発行した。
こちらは、食から美、雑貨に至るまで掲載商品すべてにQRコードを付け、携帯で読み取るとすぐ購入できる仕組み。配布も、携帯ユーザー向けに、1都7県(山梨県も含む)の携帯電話販売店203店舗にしぼり、ラックは設けず、購入商品などと一緒に手渡ししてもらう作戦に出た。
24日からスタートした番号ポータビリティ制により、「携帯ショップは従来にないにぎわいをみせているが、このタイミングで新しいビジネスを始めることができた」(富岡大輔・企画部事業開発室長)とし、今後、全国展開もにらむ。
女性向けフリーペーパーで先行するのは、03年1月に創刊し、赤い表紙が印象的な産経新聞社の「メトロポリターナ」。創刊当初は、東京メトロの沿線23駅100のラックで配布を開始したが、今年9月には、52駅160のラックでの配布に拡大し、発行部数は20万部に上る。
「コスメやインテリアといったラグジュアリー感のある記事や広告も増えるなど個性が出てきた」(メトロポリターナプロジェクト・大重有紀雄プロデューサー)と差別化で勝負する。
日本生活情報紙協会によると、現在全国で発行されているフリーペーパーは約1600紙。塚本晃専務理事は、「06年に創刊したフリーペーパーは、最終的に200紙誌は超えるのではないか」と、過去最高を記録すると予測する。
また、今年4月の調査によると、配布形態は、従来の新聞折り込みが減少傾向にある一方、店頭や駅などのラックでの配布が前回の昨年4月調査比で3倍増と「劇的に増えた」。これを受けて、塚本氏も「今後も女性向けのフリーペーパーへの参入が続くのでは」と分析している。
(フジサンケイ ビジネスアイ) - 10月29日8時32分更新
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