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□【SUNDAYウォッチ】北朝鮮危機 報道も揺らぐ [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0610/0610223202/1.php
【SUNDAYウォッチ】北朝鮮危機 報道も揺らぐ 2006/10/23
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先週もテレビニュースは北朝鮮核実験の「余震」に揺れた。「金さんが2回目の核実験はしない」と言った、言わないをめぐって揺れたメディアもあった。実際はどうなのか。日・米・韓・中は北朝鮮にどう向き合うのか。きのうの「日曜ニュース特集」は真相に迫った。
■報道2001(フジテレビ)
●北朝鮮危機にどう向きあうか
ゲスト:石破茂・元防衛庁長官/前原誠二・前民主党代表/山口那津男・公明党政調会長代理/小池晃・共産党政策委員長
国連安保理の北朝鮮制裁決議の実施をめぐって、周辺事態法の適用がにわかにクローズアップされてきた。周辺事態法は1999年に制定されたものだが、適用されたことはない。
適用賛成派は、石破氏と前原氏。
誰が一番脅威を受けるのかといえば日本。日本は国連で地位ある国だ。「これは周辺事態ではありませんよ」というのはかなり無責任〜石破氏〜
日本にとって未曾有の危機。周辺事態法の適用がない船舶検査では警告射撃もできない〜前原氏〜
これに対して山口氏は「現行法で対処できる」、小池氏は「自衛隊が出ていって船舶検査をすれば一触即発となる。軍事的対応に持っていくことは避けなければならない」などとして反対した。
●第2部は教育改革
ゲスト:下村博文・内閣官房副長官/ヤンキー先生こと義家弘介氏など
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●北朝鮮核問題
・ライス米国務長官、日・韓・中を歴訪
・中朝会談
・中朝国境に防御フェンス
・制裁への日本の対応、「核議論」容認
レギュラー評論家陣のコメントは以下−
・中国の唐家セン国務委員と金正日会談について……
ミサイル開発の中止、6カ国協議への復活は約束しなかった。チキンレースは速度を落としただけ。とりあえず2回目の核実験はとまった。しかし米国の中間選挙が終わる来月中旬を過ぎれば、北の核はまた動きがある〜辺真一・コリアリポート編集長〜
基本姿勢は変わらない。中国への謝罪は核実験についてではない。これまで中国のメンツを潰してきたことについてのもの〜岸井成格・毎日新聞特別編集委員〜
・中朝国境、防御フェンスについて……
北は年間の石油消費量60万tのうち40万tを中国に頼っている。干し上げてしまうと大量の難民・脱北者が出る。中国は経済制裁したからといって、この国が白旗を揚げてくる国でないということがよくわかっている。
・制裁への日本の対応、「核議論」容認発言
(有力閣僚から「核議論容認」発言が出たのは)安倍さんのタカ派ブレーンは不満を持っている。そのガス抜き〜岸井氏〜
北朝鮮の次は日本ではないかとアジア各国は見ている。ライス長官が来日して強調したのは、日米安保堅持。何かあったら日本を守りますよ、ということ(米の核の傘→日本は核を持つなよ)〜岸井氏〜
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
「金正日に喝ーッ!」
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●箱根駅伝予選に密着
●北朝鮮核問題
●俳優藤岡琢也、死去
●再び箱根駅伝予選に密着
箱根駅伝の本大会ならともかく予選に密着するところが、いかにも日テレ、読売グループらしい。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■日曜討論(NHK)
●北朝鮮への対応は
ゲスト:遠藤哲也・元日朝国交正常化担当大使/小此木政夫・慶応大学教授/森本敏・拓殖大学大学院教授/藤原帰一・東大教授
北は和戦両用。米国の出方を観ている。時間稼ぎをして次の大統領になるのを待っている。韓国さえも貨物検査に参加してもいいと言い始めている〜小此木氏〜
2回目をやらないということは考えられない。あの国(北朝鮮)は暴走したことがない。極めて慎重で計算高い〜遠藤氏〜
イラクで兵力を割かれ、次はイランという問題がある。とても北朝鮮に対して軍事行動は起こせない。国防総省は静か。6カ国協議に戻ってきたとしても核保有国として戻ってくる。すべてがうまく行ったと(北は)考えているのではないか。米国の足元を見ている〜森本氏〜
米国はイランがあるので(北朝鮮に厳しい対応を取らざるを得ない)、北朝鮮が大幅譲歩しない限り、6カ国協議はない〜藤原氏〜
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●北朝鮮核の脅威はどうなった?
ゲスト:舛添要一・自民党参院政調会長/前原誠二・前民主党代表/笠井亮・共産党外務部会長/手嶋龍一・外交ジャーナリスト
21日付朝刊(朝日新聞)は「金総書記が2回目の核実験はしない」。ところが翌22日は「『再実験せぬ』に疑問」。中朝会談での内容をめぐって報道が揺れている。司会の田原総一朗は先ず、これを取り上げた。
北朝鮮の発言を中国がどう受け取ったのか、の違い。外交の世界ではよくある。金総書記が断言したとの証言なし。インテリジェンスの裏付けなし。メディアの力量が問われる〜手嶋氏〜
金融制裁を解除してくれないかな。それだったら核実験やめてもいいよ。このような趣旨を「2回目の核実験はしない」と受け取ったのではないか〜舛添氏〜
田原「中国のメンツは丸つぶれではないか?」
(北朝鮮問題をめぐっては)中国はリカバリーショットを打たなくてはならない。(北朝鮮が出してきた)条件を見てみると金融制裁解除には応じられない〜手嶋〜
国連安保理の制裁決議1718を中国は履行する。エネルギー、食料も締める、と唐家セン(国務委員)は言っている〜前原氏〜
先週は「核についての議論はあってもいいのではないか」との発言が有力閣僚から飛び出した。15日のサンデープロジェクトで中川政調会長から、この発言をまんまと引き出した田原は今回(22日)もねらった。
「議論もしちゃいけないの?日本は言論自由の国じゃないの?」田原得意の挑発を繰り出した。しかしゲストは冷静だった。柳の下に2匹目のドジョウはいなかったようだ。
第2次世界大戦後の世界の枠組みを変える話だ。軍事的合理性もない。軽々に議論してはいけない〜舛添氏〜
NPT(核拡散防止条約)を脱退してまで核保有するというのは馬鹿げている〜前原氏〜
(議論は)やっちゃいけない〜笠井氏〜
米の核の傘下にいる日本が核を持つということは、日米同盟からの離脱を意味する〜手嶋氏〜
●第2部:景気回復は本物か?
ゲスト:榊原英資・早大教授/森永卓郎・獨協大学教授
●第3部:資生堂大改革、映像リポート
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番組評価
ゲスト:★★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★★
(竹谷昇)
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