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(回答先: ＮＨＫ富山放送局長が万引 ５０００円相当「魔が差した」（共同通信） 投稿者 熊野孤道 日時 2006 年 10 月 06 日 17:30:42)
http://www.tokyo-np.co.jp/00/hog/20061007/mng_____hog_____000.shtml
ＮＨＫ富山放送局長の万引発覚
遠のく信頼…局内に衝撃
ＮＨＫ富山放送局長による万引が六日、発覚した。ＮＨＫは一連の不祥事を受けて信頼回復活動に取り組んでいるが、その先頭に立つ地域放送局のトップが不祥事を起こしたことで、局内には衝撃が走った。ＮＨＫは前日、受信料徴収強化のため不払い者に対する法的措置実施を表明したばかり。視聴者からは、受信料よりも不祥事の再発防止に努めるべきだと批判の声が出ることも予想される。 （小田克也）
「率先して指導に当たる局長が不祥事を起こし、誠に申し訳ない」。ＮＨＫの畠山博治理事（広報担当）は六日、記者会見し、こう謝罪した。
ＮＨＫによれば、富山放送局の大橋政雄局長は同日朝、地元メディアの取材を受けたことで、万引の事実が発覚すると思い、事実関係を初めて局側に報告した。
大橋局長は、「信頼回復に取り組む中、自分の立場を考えると（万引したことを）言い出せなかった」と釈明しているという。
大橋局長は、万引を隠ぺいしようと判断していたとみられ、職員八十七人を束ねる地域放送局のトップとして、あるまじき行為なのは言うまでもない。
「ＮＨＫは不払い者に対する法的措置の実施を表明したが、受信料の徴収強化よりも、まず職員が襟を正すべきだと視聴者は考えるのではないか」。
この日の記者会見で、こう突っ込まれた畠山理事は、「視聴者は、そういう感覚を当然お持ちだと思う。おわびしなくてはならない。だが、民事手続きをやめることはまったく考えていない」と強調した。
さらに初の法的措置の対象となっている四十八件（４７世帯・１事業所）が、今回の万引を批判して支払いに応じなくても、当初の予定通り法的措置を取ると明言した。
ＮＨＫとしては、今回の不祥事のダメージを最小限に食い止め、法的措置については一歩も引かず進める構えだが、こうした姿勢が果たして視聴者に受け入れられるかどうか。
「昨日の今日。最悪のタイミングだ」。ＮＨＫのある中堅職員は、こう漏らし、顔をしかめた。
ＮＨＫの橋本元一会長は六日午後、今回の不祥事を受けて、「痛恨の極み。信頼回復に向けて全力で取り組んでいた最中であり、誠に申し訳ありません。深くおわびします。私自身、身命を賭して視聴者の信頼を取り戻します」とするコメントを発表した。
■内部改革を行い国民の理解得よ 受信料問題で菅総務相
菅義偉総務相は六日の閣議後会見で、ＮＨＫが受信料の不払いを続けている世帯に対し簡易裁判所を通じた督促に踏み切ることについて「ＮＨＫが内部改革を行い、国民から理解される形で努力すべきだ」と述べ、経営の効率化や不祥事の根絶が必要との認識を示した。督促については「きちんと支払っている人の不公平感の解消」と一定の理解を示した。
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