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□【SUDAYウォッチ】子ども扱い官房長官 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0610/0610012033/1.php
【SUDAYウォッチ】子ども扱い官房長官 2006/10/02
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安倍晋三新内閣が26日、船出した。「論功行賞内閣」だの「仲良し内閣」だのとテレビ報道をはじめメディアの評価は厳しかった。日曜日のきのうは塩崎官房長官が新内閣アピールのため、2つの番組に出演したが……。
■報道2001(フジテレビ)
●安倍官邸はホワイトハウスになるのか
ゲスト:塩崎恭久・内閣官房長官/中山恭子(拉致問題担当)、根本匠(経済担当)、山谷えり子(教育担当)首相補佐官
官邸主導を目指す安倍内閣の目玉は、5人の首相補佐官。塩崎官房長官は「報道2001」で、これをアピールした。
安倍氏が首相に就任した先週、さっそく日韓電話会談が持たれた。会談内容の細かいブリーフィングはこれまでは外務省の課長補佐の仕事だったが、安倍内閣では世耕弘成補佐官(広報担当)が行うことになった。小池百合子補佐官(安全保障担当)は近く米国に飛び、ハドレー補佐官と会談する予定だ。
「(補佐官は)これまでは総理に助言するだけだったが、今度は全省庁に話ができる」と塩崎官房長官は意気込む。だが大物大臣が座る省庁に関わる案件だったら、どうなるのか。多くは期待しないほうがよさそうだ。小池百合子補佐官がキッシンジャー米大統領補佐官のようになれるわけでもないし。
●教育制度改革
ゲスト:伊吹文明・文部科学相
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●安倍内閣誕生
レギュラー評論家陣のコメントは以下―
・首相補佐官について―
大物大臣との摩擦が起きる。レーガン政権時、ヘイグ補佐官と国務省で権力闘争が起きた。小池(百合子)さんに連絡役以上のことを期待するのは間違い。細かい情報は各省庁が握っている。いくらでもいやがらせができる〜浅井信雄・国際政治学者〜
縦割り行政の弊害を取り除くために設けた。まだ始まったばかり〜岸井成格・毎日新聞編集委員はやや好意的だった〜
・全体的印象―
ブッシュが登場した時とそっくり。ブッシュも親しみのある保守主義で登場した。ところが「9・11」でタカがツメを出した〜金子勝・慶応大学教授〜
●奈良県女児殺害の男に死刑判決
●28年前女性教師殺害の男に時効
●対テロ戦争めぐり政界、報道界でさやあて続く
11月の中間選挙前にイラクから米軍が一部撤退するはずだったが、できなくなった。相当に苦しいのだろう。「出口戦略は勝つしかない」とキッシンジャーも言っている〜浅井氏〜
中間選挙の争点はイラク戦争になっている。大統領に「戦争権限」を与えることには民主党も賛成しているだけに、民主党もイラク戦争をめぐっては厳しい〜岸井氏〜
●大沢親分と張本のスポーツ御意見番
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●28年前の女性教師殺害で時効の男を直撃
●川口保育園児の列に車
●俳優丹波哲郎さん逝く
●作曲家市川昭介さん逝く
●青い三角定規 高田真理さん自殺
ひと昔前のワイドショーのラインアップだ。これはこれでファンがいる。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■日曜討論(NHK)
●安倍新政権に与野党はどう臨むか
中川秀直・幹事長(自民)/太田昭宏・公明党代表/菅直人・民主党代表代行/志位和夫・共産党委員長/福島瑞穂・社民党党首 /亀井静香・国民新党代表代行
「アジア外交」「財政再建」「社会保障」「集団的自衛権」「教育基本法改正」「参院選」などのテーマについて各党代表に個別に聞いた。司会者は突っ込んだことは聞かなかった。
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★
映像と演出:★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●「安倍新政権の夢を語る」はずだったが……。
ゲスト:塩崎恭久・内閣官房長官/根本匠・首相補佐官(経済担当)
つい1時間前まではフジテレビで「官邸主導の安倍内閣」をアピールしてきた塩崎官房長官だったが、テレビ朝日は事情が違った。お台場と六本木の落差は、新官房長官には凄まじく大きかったようだ。
JanJanでも取り上げた組閣について、田原総一朗がのっけから一太刀浴びせた。ヤリ玉にあげられたのはJanJan同様、松岡農水相、伊吹文部相らだ。松岡農水相については政治献金問題。「こんなの(松岡氏のこと)最初から(金の問題を)やるってわかってるじゃない」。伊吹文科相については「教育知らない」って自ら言っているような人を入れていいの、とまで詰め寄った。
塩崎官房長官は細かい事情をあげて釈明しようとするのだが、「塩崎さんにはそんな説明してほしくない」と軽く一蹴される始末だった。
▼次に田原は大臣と補佐官の見解が異なった場合を追及した。
塩崎官房長官は、社会保障など省庁横断的問題を(首相が)トップダウンで決める際に補佐官がアドバイスする、などと「教科書通り」のような答えを述べた。
じゃ補佐官が一番権限を持ってるんだ。別のアイデアが大臣から出てきたらどうする?―田原から厳しく追及された。
▼所信表明演説に「霞ヶ関改革」という言葉を入れなかったことを、田原は取り上げた。
「追々やる」と差し障りのない答えを述べる塩崎氏。
「追々じゃダメなんですよ。いつからやる?」と田原から迫られた。
この後の討論も以下のように田原からあしらわれた―
「公務員のリストラやるのか?」
「議論する」
「やるといわなきゃ」
▼主張する外交
北朝鮮に対して主張するってどういうこと?
中国に「経済制裁しろ」と言ってすると思う?
北朝鮮に強く出れるの?
たたみかけてくる田原に若い官房長官は、タジタジになるばかりだった。
田原「『霞ヶ関改革』『主張する外交』って何のことか、もうちょっとはっきり言って下さい、と安倍さんに言っといて下さい」
塩崎氏「はい、わかりました」
子ども扱いされる内閣官房長官がテレビ画面の中にいた。
塩崎氏は当選5回、閣僚経験もない。言ってしまえばそれまでだが、ひ弱さ、経験不足の印象は否めなかった。
●公明党、新代表の決意
ゲスト:太田昭宏・公明党代表
●北朝鮮ヤミ資金ルート
映像取材リポート
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★★
(竹谷昇)
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