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□“蛇足”報道のフルコースにご注意下さい。 [PJニュース]
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2428479/detail
“蛇足”報道のフルコースにご注意下さい。
【PJニュース 09月10日】− 昨今の事件報道には“蛇足”が多い。各種メディアは事件関係者の私生活を執拗に調べ上げており、人物の日常はもちろん、ご近所の世間話や噂話までを公共の電波で流すから、たちが悪い。個人の私事や過去の経歴までを、サスペンスドラマかの如く扇情的に報じる。
先の秋田連続児童殺人事件でも、各種メディアが“蛇足報道”を繰り返した。事件の本筋よりも畠山容疑者の私事やインパクト重視のスクープ情報が垂れ流されていた。いささかメディアの主張を汲み取れば、同事件に限っては視聴者が事件の実態を把握するために、ある程度の私事報道は必要だったと考える事も出来る。だが、それを加味しても同事件の報道内容は限度を越えており、メディア・スクラムと化していた。
最近でも被害者、容疑者を問わず、学生時代の文集や将来の夢などの私事を持ち出しては、それを垂れ流しているが、その情報が事件報道に果たして不可欠なのかは、疑問である。関係者の経歴や私事は、事件の背景や原因を知り得る一つの材料にはなりえるが、長時間を費やしてまで他の時事を押しのけてまで、報じる必要性を感じる情報は少ない。
メディアという料理人が提供する蛇足報道のフルコースには脂肪分がたっぷりで何とも皮肉なことに、それは視聴者にとって至極おいしい。ついついその脂肪分たっぷりの蛇足報道を食してしまうのが人間の悲しき性である。だが、センセーショナルな報道の数々は必要以上の余分な脂肪分であり、視聴者がそれを食べ続けることによって、精神の健康を害してしまう事は自明の理である。自身の精神の健康を保つためにも、視聴者はメディアが差し出す脂身(蛇足)たっぷりの扇情的報道を敬遠する姿勢が求められる。
無論、メディア自身が自制と自浄作用を働かせる事が一番の良策なのだが、今の事件報道のありさまを見ていると、残念ながら、それには期待できそうもない。【了】
※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJニュースはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 藤原 和也【大阪府】
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2006年09月10日07時51分
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投稿者 white 日時 2006 年 9 月 08 日 22:25:23: QYBiAyr6jr5Ac
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