| Tweet |
□【SUNDAYウォッチ】熱い高校野球と冷めた自民総裁選 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0608/0608270174/1.php
【SUNDAYウォッチ】熱い高校野球と冷めた自民総裁選 2006/08/28
------------------------------------------------------------------------
先週のテレビは、夏の高校野球決勝戦「早実VS駒苫」の熱戦に沸いた。早実のエース斉藤君は、同校が生んだ荒木大輔投手（現西武コーチ）以来のスターとなった。ハンカチの売れ行きが伸びたとか。ひとケタ台に低迷する巨人戦に分けてあげたいほどの高視聴率（３７．１％=ビデオリサーチ調べ）だった。
消化試合はプロ野球ばかりではない。自民総裁選は安倍官房長官の独走ですでに勝敗がついている。「日曜ニュース特集」はそれでも他候補の政策をとりあげた。
------------------------------------------------------------------------
■報道２００１（フジテレビ）
●ビッグ対談：麻生外相VS堺屋太一
小泉政権の対アジア外交と歴史認識はなにかと批判が多い。歴史小説家でもある堺屋氏と「靖国は参拝しない」とする麻生外相が、国際問題などを語りあった。
近隣諸国すべてと問題を抱え、この２０年間ひとつも解決していない。日本が解決できていないというのはどこかに問題がある。新しい政権には「領土問題」「歴史認識」「基地問題」「移民問題」のどれかひとつでもいいから解決してもらいたい。特に北方領土問題。何十年間も進んでいないのは、知恵がなさ過ぎる―堺屋氏は日本の外交を批判した。
外交の最高責任者である麻生外相は真っ向から反論した―日米関係は戦後６０年間で一番良い。近隣国とのつきあいは難しい。遠いほどやりやすい。（北方領土）２島先行返還には私は反対だ。中国・韓国とも関係は悪くない。首脳会談は持たれていないが、経済担当大臣同士の会談は行なわれている。
外務省の増員・拡大計画に話は及んだ。
堺屋氏は計画に批判的だ―日本の情報は米国から入ってきている。外務省の職員に情報を収集、分析するプロ意識は薄い。
麻生大臣は計画の必要性を挙げて反論した―在外大使館・領事館の数は米国、中国に比べると非常に少ない。情報は金がなくては取れない。
●大地震への備え 〜9月1日、防災の日を前に〜
沓掛哲男・気象庁地震火山部管理課長／目黒公郎・東大教授／溝上恵・東大名誉教授
――
番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★★
------------------------------------------------------------------------
■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●自民党総裁選
安倍さんは憲法を改正すると言っているが、どこをどう変えるのか、はっきりしていない。それが一番大事な政策だ（浅井信雄・国際政治学者）
５人候補者がいるが、中・韓・北朝鮮はたった一人（安倍氏のこと）しか考えていない（辺真一・コリアリポート編集長）
反主流派が郵政造反で自民党から外に出ていったので、ほとんどが安倍さんに流れている（岸井成格・毎日新聞特別編集委員）
●北朝鮮、地下核実験の準備か
北朝鮮は最低でも２発、多分８発、核爆弾を保有している。起爆装置も持っている。実験すると以前から言っていた。米国による金融制裁がベトナム、タイはじめ東南アジアにまで広がっている。ブッシュ政権への挑戦。洪水の被害に遭った国内のタガを締めるねらいもある（辺真一）
北朝鮮は手詰まり状態。北朝鮮と中国の最大の摩擦は、中国が超大国になったこと。（北に同調すると）中国は失うものが大きい。北朝鮮が核保有することで日本の核武装を心配する声もある（浅井信雄）
●アコム、金融庁が異例の再検査
●冥王星、惑星から消える
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
――
番組評価
ゲスト：★★★
MC回し：★★★
映像と演出：★★★
------------------------------------------------------------------------
■徳光のザ・サンデー（日本テレビ）
特番「２４時間テレビ・愛は地球を救う」のため休止
------------------------------------------------------------------------
■日曜討論(NHK)
総裁選をどう戦う
●麻生太郎外相
小泉改革の改善点として地方の建て直しを挙げた。安倍官房長官との違いは「年が一回り上でその分経験がある」とした。
発言の要旨は以下
地方の格差問題―（小泉改革で）成功したのは都市部。田舎は間違いなく（都市部と）格差がついた。政府がきちっと対応すべき。
財政問題―谷垣財務相と見解を異にする消費税については「景気回復に水をさす。間接税を上げて、直接税は下げる」。
国民年金の財源については「すぐに潰れるものではない」と楽観論を示したうえで「でたらめな社会保険庁を建て直す」。
靖国問題―英霊に敬意を払うべき場。（日本の）国家元首、外国の元首も参拝できるようにする。それが政治家の仕事。
外交―中国の軍事的脅威に対抗するためにも、日米関係を重視する。
●谷垣禎一財務相
発言は以下
小泉改革―壊してはいけない所が傷ついた。地方がそうだ。シャッター通りを作り、若い人を世に送り出してこなかった。手直ししていく必要がある。
財政―消費税を社会保障の税源にする。2010年までに消費税を１０％に上げる。社会保障の税源をめぐる将来不安は消えない。国と地方はこれからも歳出カットをやってゆく。だがそれでも社会保障の税源は足りない。
靖国問題・対アジア外交・憲法改正―対アジア外交がうまく行かなかったのは、靖国問題のためだ。アジアとの関係が深くなっている。私は参拝しない。大きな国益で考えれば（対中・韓は）関係改善しなければならない。憲法はできてから60年経っており、見直す必要がある。
――
番組評価
ゲスト：★★
MC回し：★★
映像と演出：★
------------------------------------------------------------------------
■サンデープロジェクト（テレビ朝日）
●麻生太郎外相に聞く
【電視解剖】
田原総一朗やレギュラーコメンテーターが「地方の格差」「財政問題」「対アジア外交」などを意地悪く突っ込んで聞いた。だが麻生外相はNHK「日曜討論」での受け答えと全く変わりがなかった。時折笑い声さえあげながら話すのだった。
安倍官房長官や中川農水相はこうはいかない。事前打ち合わせ以外のことは聞かないNHKだと両者はスラスラと答えるが、安倍官房長官は、田原に突っ込まれると目が泳ぎ始める。中川農水相は脂汗さえ浮かべるありさまだ。
「漫画好きのキャラ」で通っている麻生外相だが、意外と政策通なのかもしれないと思わせるほど。落ち着き自信を持った話しぶりだった。
●財界首脳がポスト小泉に注文
ゲスト：丹羽宇一郎・伊藤忠商事会長
丹羽会長の発言（要旨）は以下―
日本が生存するには何が必要か。食料・水・エネルギーを日本は世界のあちこちから輸入している。あらゆる国と仲良くしなくては生きてゆけない。隣国と仲が悪いのは世界的だが、それでも仲良くしないといけない。日本の将来は暗い。
階層が固定化している。イコール・オポチュニティー（機会の均等）がない。所得の再配分が大事。中間層を育てる税制が必要だ。新しい総理にはそれを期待したい。経済オンチの方に総理になって頂くと困る。
●巨額税金１９０億円がドブに！
ジャーナリスト大谷昭宏の映像リポート
――
番組評価
ゲスト：★★★
MC回し：★★★
映像と演出：★★★
(竹谷昇)
▲このページのＴＯＰへ HOME > マスコミ・電通批評3掲示板
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,ＭＬを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。