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ネット情報「ウソ発見器」 総務省が開発へ
2006年08月26日15時41分
http://www.asahi.com/national/update/0826/TKY200608260179.html
真偽が見極め難いさまざまな情報が乱れ飛ぶインターネット。その中で、
ウソや間違いらしい情報を自動的に洗い出し、ネットの利便性を高める
システムの開発に総務省が乗り出す。ネット上にある関連深い別の情報を
探し出し、比較参照することで、情報の「デマ率」などを示す。研究機関と
協力し、2010年までの開発を目指す。07年度予算では、まず3億円を
要求する。
ネット上の情報は、何人もの目で事前に校閲された出版物などに比べ、
誤った内容が少なくない。信頼性を確かめるには、利用者が他の情報と
付き合わせるなどの作業を行うしか手がない。
総務省が構築を目指すシステムは、この選別をコンピューターで
自動的にやらせるものだ。ネット情報のウソや間違いの「発見器」といえる。
完成すれば、ある情報のデマ率を調べたり、ネットで検索するときに
信頼性のある順番に表示したりできるという。「この情報はデマ率95%
ですが表示しますか」などという注意表示もできるようになる。
扱う対象は、株式情報から国際情勢の解説、商品情報などさまざま。
「この企業分析は適切か」「レバノン内政のこの記述は自然か」「オーク
ションに出品されているこの外国電化製品の性能表示は本当か」などの
疑問に答えられるようにするのが目標。
開発の焦点は、インターネットのなかから信頼できる関連情報を
見つけ出せるかどうかだ。そのために、知識を関連づけて書かれた内容の
意味を正確に判定する技術や高度な自動翻訳技術などを編み出す必要がある。
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