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http://www.labornetjp.org/news/2006/1156382169701staff01 から転載。
会員の稲垣です。
なぜかまだ運動界隈では人気のある東京新聞ですが、懲りずに批判します。ごめんなさい。
小泉靖国参拝に関する同紙の報道で、すこしでも信じた僕がアホでした。今日の朝刊5面に掲載されている「私説・論説室から」という小さなコラムに掲載された迫田勝敏氏による「靖国参拝と台湾人」というコラム、「あれ2ch??産経??」というような内容です。
マスコミのミスリードを批判する形式をとりながら台湾から小泉参拝と台湾湾人戦死者合祀取り下げを求めてやってきた人を批判するものです。郵政民営化をはじめさんざんミスリードをしてきたくせに何をいってるんだ。
右翼オヤジの李登輝あたりをだすところも「産経?」
なおwebには掲載されていませんね。
いながき@カネ返せ!
------(以下、東京新聞よりしゃくだけど転載)-------
東京新聞 2006年8月23日朝刊
「私説・論説室から」
靖国参拝と台湾人
「イヌ(犬)が人に噛みついてもニュースじゃない。人が犬に噛みついたら、これはニュースだよ」。新聞記者になりたてのころ誰もが聞く話だ。小泉純一郎首相の靖国神社参拝反対のデモ騒ぎでこの話を思い出した。
デモの中には遺族と称する台湾人もいた。一人は親族が戦死した先住民族。もう一人は外省人(戦後、中国から台湾に渡った中国人)と先住民を父母に持つ元女優の立法委員(国会議員)で、遺族ではないが、先住民の民族衣装なので格好の被写体になっていた。
テレビ画面には彼女の姿が大写しになり、ニュースは「台湾人の遺族も含め分祀を求め、参拝反対を叫んでいる」と伝えていた。中国、韓国、そして台湾も反対!そう誤解してしまう。
だが、この二人は「犬に噛みつく人」だ。日本の植民地だった台湾では多くの台湾人が戦地に赴いた。時代の風潮に逆らえず出征した人も少しはいただろうが、多くは名誉と思い、光栄と感じていたと現地で聞いた。その結果、数万人が命を落とし、靖国神社には李登輝前総統の実兄を含む約二万八千柱が祀られている。
靖国神社にはその遺族や戦友たちが参拝に訪れており、毎年八月十五日にわざわざ台湾から訪日し、参拝を続けるグループもある。台湾で犬に噛みつくのはたった二人。立法委員は台湾国内での票目当てのパフォーマンスだ。それなのに「台湾人の遺族も反対」とは大きなミスリードだ。
犬に噛みつく人を追うのがマスコミの宿命ではあるが、ミスリードはマスコミ不信を拡大する。絶えず事実に近づく努力が必要だ。自戒したい。
(迫田勝敏)
------(以上、東京新聞より腹立つけど転載)-------
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