★阿修羅♪ > マスコミ・電通批評3 > 466.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
□【SUNDAYウォッチ】終戦の日前に「靖国問題」 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0608/0608139459/1.php
【SUNDAYウォッチ】終戦の日前に「靖国問題」 2006/08/14
------------------------------------------------------------------------
明日(15日)は終戦の日。9月に退陣する小泉首相は最後っ屁のごとく「参拝宣言」をしている。ぎくしゃくする日中関係もあり、例年になく靖国神社問題が熱を帯びている。終戦の日直前とあって「日曜ニュース特集」は靖国問題を真っ向から議論した。
------------------------------------------------------------------------
■報道2001(フジテレビ)
●終戦の日直前スペシャル
ゲスト:高市早苗・衆院議員/枝野幸男・衆院議員/小池晃・衆院議員/藤井裕久・元民主党代表代行/秦郁彦・現代史研究家/金美齢・評論家
「新しい歴史教科書」を支持する局の番組らしく「小泉さんは8月15日に参拝すべし」に重点を置いた展開だった。ただ報道番組としての体裁を保つため参拝反対の民主党、共産党議員も議論に加えた。
賛成派:
中国の内政干渉を押し返してきた経緯もあり、首相は8月15日に靖国に行くべき(高市)。
私は11歳まで日本人だった。日本の兵隊さんには親切にしてもらった。首相は日本の看板を掲げているのだから参拝しなければならない。日本の基礎を作ってきた人たちにお参りすべきだ(金)。
ニュートラル:
安倍官房長官の4月参拝をマスコミは3ヶ月以上も気づいていなかた。私的参拝となったら誰がいつ行ったのかわからなくなる。お笑いだ(秦)
反対派:
先の戦争に追い込んでいった人たちがいる。宗教以前の問題として行くべきではない(藤井)。小泉首相の場合は最初から政治利用が目的だった(枝野)。
A級戦犯合祀は侵略戦争を認めることになる。そこに首相が参拝することは日本が侵略戦争を認めることになる(小池)。
・富田元宮内庁長官メモに話は及んだ。
肯定派:
現代史研究家の秦氏は実物を見た。実在するんじゃないかということが前々から学会で言われていた。それが確認できた。間違いない(秦)
否定派:
「すべては私に責任がある」と言われたことを国民は受け止めるべきだ。メモはお人柄とは違う(金)。〜金氏はメモを否定〜
――
番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
------------------------------------------------------------------------
■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●英旅客機テロ計画
アルカイダ研究者の保坂修司・近畿大学教授をゲストに招いた。
テロの原点は反英・反米。非イスラム教徒がイスラム教徒の地を占領していることへの反発。これらがなくらなない限りテロは根絶しない(保坂)。
テロの根底は力による押さえ込みへの反発。ブッシュのテロ対策は、中間選挙向けメッセージ(岸井成格・毎日新聞編集委員)。
ブッシュがテロ対策を自画自賛する限り、テロはなくならない(田中優子・法政大学教授)
●靖国問題
「分祀はやはり難しい」とする靖国神社元宮司のインタビュー」をもとにゲストが議論。
国がもう一度引き取って改組するしかない(田中)。A級戦犯が祀られているところに首相が参拝するというのは、海外に説明がつかない。分祀はできないなどと言っていると解体するしかなくなる。結論が出るまで首相は参拝を控えるという方法もある(岸井)。
●長野県知事選挙、田中康夫氏敗れる
●大沢親分と張本のスポーツご意見番
「小泉首相に喝ーッ!」
番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
------------------------------------------------------------------------
■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●英旅客機テロ計画
●欽ちゃん球団その後
●真夏の江ノ島激撮
たばこのポイ捨て、水着盗撮、花火…
――
番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★
映像と演出」★
------------------------------------------------------------------------
■日曜討論(NHK)
●戦後61年
中曽根元首相が語る
自らも青年将校で実弟を戦争で失った経験を持つ中曽根氏は、占領を間近で見、靖国問題に深く関わってきた数少ない政治家の一人だ。
靖国問題、対アジア外交、ポスト小泉を縦横自在に語った―
靖国問題:
(靖国神社の置かれている)現状は悲しいことだ。1銭5厘の赤紙で召集されて戦死し、鎮められている人たちはどう思っているだろうか。小泉君は哀悼の誠を尽くすというより総裁選の公約を果たすために行っている。政治の道具になってしまった。
(戦争の)結果責任が政治家にはある。それを明らかにしなければならない。赤紙召集を受けて逝った兵隊さんたちのためにも1日も早く解決しなければならない。天皇陛下が参拝できるようにするのが総理の仕事だ。
A級戦犯といわれる人たちのご家庭と話したが「分祀でよい」と言っている。反対は東條(英機)さん宅だけだった。
―中曽根氏は首相在任時、分祀できるように靖国神社と掛け合ったことがある―
神主が決心すれば5分間で決まることだ。新たな追悼施設には反対。
対アジア外交:
―中曽根氏が現職首相として公式参拝したことで、盟友だった胡耀邦(こようほう)総書記の立場が中国国内で危うくなったことがある―
コヨウホウのためにも公式参拝はあれきりにした(笑)。中国とは水面下で話し合いをする必要がある。中国と日本はアジアにおける大国。長期の展望に立つ必要がる。
非核3原則の所産は日米安保。日米同盟は外交の基軸だ。しかし小泉政権はアメリカ順応内閣。次の内閣は主体性を持って外交をやらなければならない。アジアのことは日本に聞きなさい、と言えるくらいに。
総裁選:
今の総裁選は人事異動、定期異動のようなものになっている。候補者の言うことが小さくなっている。
(次のリーダーに求められるのは)北風に向かう強力なリーダーシプを発揮する一方で党内の声を聞き党内の議論を起こす。大統領制の総理と議院内閣制首相を併せ持つことが大事。
【電視解剖】
政治家のロングインタビューを文字に起こした場合、話がつながらず、何を言っているのか「雰囲気」でしかわからないことが多い。聞き手の政治記者も上手だったのだろう。示唆に富み、内容も深かった中曽根元首相の話は、文字に起こしても明快だった。
――
番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★
------------------------------------------------------------------------
■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●英旅客機テロ計画
ゲスト:外交ジャーナリスト・手嶋龍一
手嶋氏の話は以下―
英捜査当局が航空機テロを未然に防いだことを、手嶋氏は「2度の世界大戦、IRAとの長い戦いのなかで磨かれたインテリジェンス大国」と賞賛した。
スコットランドヤード(ロンドン警視庁)の情報に他の捜査機関もアクセスできるという。ジグソーパズルをつなぎ合わせるようにして、今回の摘発につながった。
縦割りでないところが米国との違い。昨夏の地下鉄爆破テロの失敗を苦い教訓として活かした。メール、電話の傍聴。2重スパイを送り込むなどして捜査を進めてきた。
日本のテロ対策は途上国並み。
●靖国問題と「安倍次期総理」
ゲスト:山谷えり子・自民党参議院議員/高木陽介・公明党広報局長/細野豪志・民主党役員室長/小池晃・共産党政策委員長/阿部知子・社民党政審会長
小泉首相の靖国参拝は国益を損ねていると従来通りの主張を繰り広げる民主、共産、社民の野党3党。公明もこれに同調する。
加えて靖国参拝について黙して語らない安倍官房長官の姿勢を野党は問題にした。
自民の山谷氏は「日本の宗教のありようを大事にすることが、日本を大事にすることになり、真に日中友好にもある」と主張する。
だが日中関係は首脳会談もできないほどギクシャクしたものになっている事実は動かしがたい。山谷氏の言い分は詭弁にもならない。
レギュラー・コメンテーターの財部誠一氏が鋭い突っ込みを入れた。「北朝鮮と靖国をはずしたら、安倍さんには何が残るのか?」
●森前総理、ポスト小泉を語る
●日野原重明が戦争体験を語る
――
番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
(竹谷昇)
▲このページのTOPへ HOME > マスコミ・電通批評3掲示板