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□山本と萩本 [豹紋蛸海月]
http://blog.goo.ne.jp/kuras_2006/e/80daa9877e8b366b0ec0511c45f3a75f
2006-07-24 13:40:50
山本と萩本
極楽とんぼの山本圭一が起こした不祥事で大騒ぎとなったわけだが、この事件、どうもよくワカラナイ部分が多い。
インターネットやスポーツ新聞などでは様々な情報が錯綜し、他にも大物芸能人が関与しているだの、被害者の背後には暴力団の影があるだのといった、いかにも暇人が喜びそうなネタが溢れている。
そもそも淫行なのか強姦なのか、山本の罪状すらよくワカラナイ。今後の捜査も展開によっては表に出てこない場合もあるだろう。真実を隠したまま裏で大金が動いて解決となることも考えられる。
未確認情報だろうが、何だろうか“騒いだもん勝ち”というメディアのやり方にはウンザリさせられるが、芸能ニュースなどではよくあることだ。ある程度は仕方が無いだろう。
許されないのは、靖国問題で昭和天皇を持ち出して、このようなやり方をしたメディアであり、本来何らかの処罰があって当然である。その後もマスコミはロクな検証もないまま怪しげな動きを続けているが、これに対しては別の記事で書くことにしよう。
今回の事件で山本が失ったものはあまりに大きい。
もう芸能人として復帰することはないだろう。罪状が淫行だけならば少し厳しすぎる処罰のような気がしないでもないが、自業自得といえばそれまでである。
全て本人が招いた結果でしかない。
山本くらいの知名度があれば素人にはチヤホヤされ、酒を飲めば王様になったような気分になるだろう。シロウト女性など思いのままに扱えるといった油断が今回のような事件に発展したのではないだろうか。
なにも山本だけが特別ではない。芸能人が一般人に手を出すのはよくある話だ。何らかの事情で被害届が出されたので事件になったに過ぎない。
冷や汗を流した芸能人も多いはずである。
芸能人がテレビで見せる姿などは作り物でしかない。仕事を離れれば高慢で横柄な人物が多いのも当前である。ましてやお笑い芸人。何の警戒心もなく酒の席に同席した被害者も反省すべき点はあるように思う。
今回の事件で山本以上に注目を集めたのが萩本欽一である。ご存じ“欽ちゃん”もテレビでその姿を見る機会はめっきり減った。欽ちゃんについてほとんど知らない若者も少なくないようだ。
この萩本欽一のとった行動についてインターネットではかなりの批判がある。山本の不祥事を利用した売名行為と言われても仕方がないような動きをしているのだから批判が出るのも当然だ。
中には萩本欽一の声明で感動したという純朴な人もいるようだが、個人的には胡散臭さと芝居臭さしか伝わってこない。
7/18 山本事件発覚
7/19 欽ちゃん勝手に球団解散宣言
7/20 やめないでコール続出
7/21 山本の球団登録抹消、球団には激励が殺到
7/22 欽ちゃん“オレやるよ”と解散撤回
わずか数日の間に泣いたり笑ったり、文字通り喜怒哀楽を表現した萩本欽一。
突然の球団解散発言で山本に大きな責任を押し付けておきながら、数日後には解散を撤回し「背番号をとったユニフォームを着て遊びに来い」などと山本にエールを送る。
事件の真相はいまだに判明しておらず、今後も任意の事情聴取が予定されているというのに、早くも山本に温かい言葉を送る萩本欽一。集団レイプのような事件だったらどうするつもりなのだろうか。そもそも
事件に対する責任とやらはドコへ行ったのだろうか?
マスコミもこの軽はずみな発言を“優しいメッセージ”などと持ち上げるのだからよく判らない。本当に何も考えずに発言しているのだろうか?
この騒動に便乗し萩本欽一の番組出演が増えたのは言うまでもない。今回の事件で唯一得をしたのは萩本欽一だけではないだろうか。
自分だけの思いつきで周りを振り回しているだけに過ぎないはずだが、なぜか“欽ちゃん賛美”の声ばかりが目立つのもおかしな話だ。今でも芸能界における萩本欽一の影響力は相当あるのだろう。
よくわからない欽ちゃん賛美にウンザリする中、昨夜たまたま見かけたテレビ番組でアーチェリーの山本博氏が非常に共感の持てる発言をしていた。
吹石「解散しないで良かった。でも、最初の会見の前にもうちょっと冷静な決断を下してほしかったです。」
山本「僕はこの10年は、自分自身が選手、そして選手を率いて監督っていう立場でやってるんですけども、とりあえず今吹石さんが言ったようにね、あの段階でやはり欽ちゃん球団と言えどもね、監督がやめるってことを先に言うのは僕はおかしいなと。やめるんだったら、監督がまず自分がやめるって言うのならまだいいんですよ。自分が責任とって、山本さんを入れたのは自分だと、だから自分が責任をとって一緒にやめる。でもチームは残してくれ、この子たちは一生懸命やってる子たちだからこの子たちは残してくれって社会に言うのなら分かりますけど、もう俺はやめたぞって言うのは、僕は欽ちゃん子供のころから好きだったんだけど、今回の件はとても理解できなかったですね。」
アナ「どうしてくれるの?僕の人生、あたしの人生っていうことになりますよね」
山本「そうそう。まず、選手にとって監督っていうのは舵取りしてるわけですよ。やはり、その人に対しては信頼をもって、それからキツイこともついてけるし、一緒に戦って行けるんですよ。だから僕だったら、こういう風な監督さんだったら逆に違うチームに移ったほうがいいんじゃないかな、と判断しちゃいますね。」
まったくその通りだと思う。芸能人ではなかなかここまで言えないだろう。
自分だけの思いつきで発言されても周りは迷惑なだけだ。萩本自身も一部の発言には反省しているようだが、反省するくらいならば慎重にモノを言うべきだろう。
未確認の情報をタレ流すマスコミ。それに踊らされる大衆。それを利用する偽善者。
昭和天皇メモ騒動も似たような構図だといえる。偽善者に騙されないよう、今後も注意深い目で見ていく必要があるだろう。
多くの人にとって欽ちゃん球団の存続など何の関心もないことだ。球団の事情などより事件の真相を説明する必要があるのではないだろうか。何やら複雑な事情がありそうな気がするが、まぁどうでもいい類の事件である。
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