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□【SUNDAYウォッチ】国連安保理が「北朝鮮非難決議」 [JANJAN]
http://www.janjan.jp/media/0607/0607167940/1.php
【SUNDAYウォッチ】国連安保理が「北朝鮮非難決議」 2006/07/17
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先週、ワイドショーも含めテレビニュースが最も時間を割いたのは、やはり北朝鮮問題だった。注目の国連安保理決議が採択されたのは、昨日の午前5時。朝刊にはもちろん間に合わない。夕刊のない日曜とあってテレビ報道が威力を発揮した。
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■報道2001(フジテレビ)
FNS特別番組のため休み
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■関口宏のサンデーモーニング(TBS)
●鈴香容疑者「彩香を橋から落とした」と自供
●国連安保理、北朝鮮非難決議
南北閣僚級会談、中露の思惑、米露首脳会談、制裁決議求める日本。関係各国の動きを映像でまとめた。
スタジオに降りるとレギュラー評論家が以下のようにコメントした。
中国とロシアが非難決議を共同提案したことは北朝鮮には誤算だった。中国と北朝鮮の間に亀裂が生じる恐れがある。「中国が説得すべき相手は米国と日本だ」と北朝鮮は考えており、それが米朝会談が決裂した理由だ。また同じこと(ミサイル発射)をしでかす(辺真一・コリアリポート編集長)。
ミサイル発射問題で日本は先頭を走っていたが、損な役回りを演じた(田中秀征・政治評論家)。
安保理はアメリカまかせだった。今回が初めての試練だった。中露案に、英仏が妥協案を出してまとまった(岸井成格・毎日新聞編集委員)。
●額賀防衛庁長官「敵基地攻撃」発言の波紋
同長官は11日の記者会見で「他国から例えば精密誘導兵器で攻撃され防ぎようのない時にどうやって国民と国家を守るか。その場合相手基地を攻撃することもやむを得ない手段として、法理論的には認められる」と述べた。
これに韓国、中国は「先制攻撃だ」として猛反発。
先制攻撃とは誰も言っていないが、時期が時期だけに・・・(岸井氏)
(詳しい議論はNHK日曜討論で)
●イスラエル軍、レバノンに侵攻
緊迫する中東情勢で原油価格が急騰
米国から見ると良い国と悪い国がはっきりしている(岸井氏)
アラブ側にロシア・中国がつくという「二極化」の時代に戻ってしまった(関口宏)
●大沢親分と張本の「スポーツご意見番」
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
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■徳光のザ・サンデー(日本テレビ)
●鈴香容疑者「彩香を橋から落とした」と自供
ご近所の証言などで母娘の9年間を検証
映像はワイドショー使いまわし
●北朝鮮脱北者の現状
映像リポート
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★
映像と演出:★★
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■日曜討論(NHK)
●国連安保理「北朝鮮非難決議」
ゲスト:塩崎恭久・外務副大臣
塩崎外務副大臣は国連安保理決議が「制裁決議」よりも柔らかい「非難決議」となったことについて、以下のように語った―
(北朝鮮への)拘束力はあると考えている。全会一致は強い。一致したメッセージを北朝鮮に出すことができる。国連憲章第7章を盛り込むことに中国が反対したのは、軍事攻撃に道を開く同章第42条にこだわったのではないだろうか。中国は責任ある立場で外交努力をした。
塩崎さんは外務省によほど配慮しているのだろうか。採択された非難決議を礼賛し、中国へのお世辞を並べ立てた。「これが本当の外交辞令」と茶化したくなるほどだった。当事者としての見解も情報価値もほとんどないコメントだった。
(下段でテレビ朝日『サンデープロジェクト』と比較)
●敵基地攻撃論
ゲスト:石破茂(元防衛庁長官)/佐藤茂樹(公明)/長島昭久(民主)/小池晃(共産)/辻元清美(社民)
・額賀発言(11日)を機に注目を浴びる「敵基地攻撃論」を議論した。各議員の発言は以下の通り。
石破元防衛庁長官(要旨)―
先制攻撃ではない。日本への攻撃が明白である。これから日本に向けて撃とうとの表明があって、ミサイルに燃料が注入される。照準が合わされた。その場合、限定的(ミサイル施設などに限って)に攻撃できる。それ以外に国民の生命・財産を守る方法がなく、やむをえない場合。だが今の日本にはその(攻撃能)力はない。アメリカ合衆国にすべてまかせている。
佐藤茂樹(要旨)―
撃てば全面戦争になる。完全に勝つまでのシナリオを持たねばならない。そんな軍事力を日本は持っているのか。ただミサイル防衛は前倒ししてでも配備すべきだ。
長島昭久(要旨)―
日米同盟の根幹に関わることだ。日本は盾、米国は矛だ。基本構造を変更することなのでよほど慎重に議論しなければならない。
小池(要旨)
国際社会が一致して外交努力をしている時に、防衛庁長官が先制攻撃と受け取られかねない発言をするのは不謹慎だ。
辻元(要旨)
間違って撃ちこんだら戦争になる。やり始めたら無法地帯。過去の戦争がそうだった。
安全保障問題に関する各党の性格がそのまま出た討論だった。公明党は、MD計画は積極的に進めながらも専守防衛に徹する姿勢を強調した。支持者に配慮する一方で自民党との股裂きになるのを避ける狙いだ。
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番組評価
ゲスト:★★
MC回し:★★
映像と演出:★★
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■サンデープロジェクト(テレビ朝日)
●ゼロ金利解除
ゲスト:与謝野馨・経済財政金融担当相
ゼロ金利解除について与謝野大臣は次のように話した―
ゼロ金利政策は経済を立て直すための特効薬だった。不良債権の処理も進んだ。円高にもならなかった。良く効く薬には副作用もある。検討に検討を重ねた結果、0.25%の金利になった。
●国連安保理「対北朝鮮非難決議」
ゲスト:石破茂・元防衛庁長官/塩崎恭久・外務副大臣/森本敏・拓殖大学教授
「骨抜きではないか」。のっけから田原が突っ込んだ。
塩崎外務副大臣が「国際社会が強いメッセージを出すことが大事……」と話始めた。
すると田原が「塩崎さんは外務省に帰れなくなるからもういい」と制し、塩崎副大臣のコメントを遮った。同副大臣は鳩が豆鉄砲を食らったような顔だった。
【電視解剖】
これが『サンプロ』の真骨頂でもある。NHKの『日曜討論』と好対象だ。同副大臣は1時間前に『日曜討論』で情報性も当事者性もほとんどないコメントを発している。「面白くなければ、視聴率が取れなければ民放番組は成り立たない」。田原の持論である。
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中国の存在に話は進んだ。
最近中国を訪問したという石破元防衛庁長官は、中国政府内にも「北朝鮮は困ったもんだ」という意見がある、と話す。
かつてワシントン駐在武官を務め、安保理の舞台裏を知る森本教授は次のように分析する。
対中強硬派のボルトン国連大使と穏健派のライス国務長官の対立がある。日本はボルトンに付いたため中国を怒らせてしまった。それで失敗した。中国は日米に外交のイニシアチブを取らせたくなかった。
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番組評価
ゲスト:★★★
MC回し:★★★
映像と演出:★★★
(竹谷昇)
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