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□引き際よし!CM、放送業界で中田株↑ [スポーツニッポン]
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引き際よし!CM、放送業界で中田株↑
サッカーW杯日本代表・中田英寿(29)の現役引退表明に3日夜、各界に衝撃が走った。注目される今後の活動に関連し、CM業界からは「引き際のよさでタレント価値が上がった」とさっそく評価の声。テレビ各局の担当者も「欲しい人材であることは間違いない」と指摘した。
現在、5社とCM契約を結んでいる中田。CM総合研究所代表の関根建男氏(66)は「中田の場合、年間のCM契約料は日本人トップクラスの5000万〜1億円。スポーツ選手だとイチローか松井秀喜、芸能人で例えるとSMAPクラスです」という。
出演中のCMは、トヨタ、キヤノン、コカ・コーラ、ナイキ、スカパー!と、どれも世界を股にかける大企業ばかり。「どの企業も中田の並外れた運動能力、力強さ、知力の高さを商品イメージと重ねている」(関根氏)。
気になるのは、ユニホームを脱いでからの中田の価値。一般的に、スポーツ選手は引退するとCM価値が下がるとされるが、関根氏は「彼の場合、全くダメージはないだろう。今回の引き際は、日本人の美学に合っている。村上ファンドへの投資問題で日銀の福井俊彦総裁の引き際の悪さが目立つ中、タイミングが良く、むしろ価値が上がる」とみている。
さらに「彼はピッチでプレーするシーン以外でも通用する数少ないアスリート。キヤノンのCMがその典型。普段着で登場するが、視聴者に知的な印象を与えている」と続ける。
広告代理店関係者の間では「クールで、決して親しみやすいキャラクターではないが、今後も“日本サッカーといえば中田”という強烈なイメージは消費者に強く残る」というのが共通の認識だ。
今後は知的分野に活躍の場を移すことも考えられることから、既存の大手メーカーやスポーツ関連企業にプラスして、ITや通信といった分野からも依頼が殺到する可能性が高いという。
「日本代表でもあり、今までは国を代表するような企業のCM出演ばかりだったが、引退で足かせが外れ、これまでになかった分野へと幅が広がるだろう」(広告代理店関係者)との声もある。その一方、あまり多くの企業とは契約は結ばないとの見方も出ている。
関根氏は「中田は自分の価値をよく知っている。あまり露出しないことで、自らの価値をより高めるはずだ。露出度でいうと、高倉健や吉永小百合のような神秘性を持った存在になるだろう。出演料は、上がることがあっても下がることはまずない」と強調した。
≪テレビ各局「欲しい人材」≫中田の引退表明に、テレビ各局のスポーツ担当者の間にも驚きが広がった。
代表23人の中でも圧倒的な存在感を放ち、コメントも優先的に放送されてきた逸材。ある民放局のスポーツ番組関係者は、今後の中田起用に関連し「コメントは論理的で重みがある。各局とも欲しい人材」と話した。
一方で「番組が自分のイメージにプラスかマイナスかを冷静に分析して出演する人」と指摘。「解説者として出演する場合、バラエティー的なスポーツ番組ではなく、報道番組に優先的に出演するのではないか」とした。
別の民放局関係者は「中田はテレビで生きていこうとは思っていないだろう」と分析。中田が描く引退後の方向性が明らかになるまで「オファーをするにしろ、様子を見る必要がある」とした。
別の担当者は「各局、解説者やサッカー番組のゲストなどとして声を掛けるだろうが、現時点で中田が受け入れる可能性は低い」と予想。ビジネスの分野でもマルチな才能を発揮しているだけに「しばらくはサッカー以外での展開を考えているのではないか」とした。
(スポーツニッポン) - 7月4日6時3分更新