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□<アナログ放送>2011年終了…認知は依然3人に1人 [毎日新聞]
http://news.www.infoseek.co.jp/topics/business/digital_tv.html?d=25mainichiF0525e086&cat=2&typ=t
<アナログ放送>2011年終了…認知は依然3人に1人 (毎日新聞)
2011年にテレビのアナログ放送が終わると知っている人は、依然3人に1人にとどまっていることが、総務省の調査で分かった。同年7月24日の停波後は、アナログテレビのままでは番組は見られなくなる。直前での混乱を避けるため、同省や関係業界はさらに周知を進める。
「地上デジタルテレビジョン放送に関する浸透度調査」で、今年3月に全国の15歳以上80歳未満の男女4006人を対象に実施。アナログ放送の停波時期を尋ねたところ、「11年」と正解した人は32.1%だった。
昨年3月の同調査では、停波時期を知っていた人はわずか9.2%で、国と業界にショックを与えた。以後、NHKと民放が共同でキャンペーンを行ったり、アナログテレビの販売時「2011年アナログテレビ放送終了」のシールを張るなどの活動を開始。放送、家電など関連業界で作る地上デジタル放送推進協会は、06年度中に認知度を50%まで上げる目標を立てている。
アナログ停波は01年に国会で決まった。地上デジタル放送は03年に首都圏などで始まり、順次、放送エリアを拡大。都市部では現在、アナログ、デジタルどちらの放送も見られる。国と関係業界はこの間にデジタルテレビへの買い替えや専用チューナーの購入などを促し、停波までに約4700万世帯への普及を終えたい考え。
しかし、テレビの平均買い替えサイクルは約10年で、停波の周知が遅れたうえ、デジタルテレビが高価なため、国内約1億台のテレビのうち、まだ約1割にとどまっている。05年出荷のテレビの64%はアナログ機。11月にデジタルが逆転したばかりだ。残り5年という時期での認知度32.1%について、放送関係者は「昨年に比べて上がったとはいえ、まだまだの数字。知っていてもテレビ買い替えに結びつくか懸念が残るのだから、もっと認知度を上げる必要がある」と話している。【大迫麻記子】
▽地上デジタル放送 電波塔から送信する地上波をデジタル化した放送。03年12月1日に東京、大阪、名古屋の3大都市圏でスタートした。アナログ放送に比べ高画質・高音質になる。アナログテレビのままでは見ることができず、専用のデジタルチューナーやケーブルテレビ用のセットトップボックスを付けたり、内蔵型のデジタルテレビを購入する必要がある。また、デジタルデータのままではダビングできない(コピーワンス)という制約をめぐり、放送業界と家電業界で協議が続いている。携帯電話やカーナビなど移動体向けのワンセグ放送も今年4月に始まった。
◇停波時期の見直しなども検討課題に
テレビ放送のデジタル化で、最大の関門は11年のアナログ停波だ。視聴者の中には、地上デジタル放送を「高画質で見たい人が見るテレビ」との認識があり、アナログテレビでは5年後に通常の番組が見られなくなる、という法的決定が浸透していない。調査結果はその事実を改めて示したといえ、停波時期の見直しなども検討課題になってくる。
そもそもデジタル化構想は、テレビ買い替えによる経済効果や、電波需要の増加に対応してテレビ用のアナログ帯域を空けることなど、政官業の思惑で始まった。このため、テレビ放送開始やカラー化など、過去の転換点に比べて視聴者側の歓迎ムードが薄く、負担増への反感がある。
また、テレビ放送開始時もラジオは聴け、カラー化後も白黒テレビで見られたが、デジタル完全移行後はアナログテレビは映らなくなる。その意味では過去最大の転換点だが、視聴者の認知は進んでいない。今春、中古家電へのPSEマーク義務付けでさえ周知不足で混乱したが、停波直前に買い替えが集中した場合の混乱は、その比ではない。共同視聴のアンテナ工事などは「数カ月待ちになる」と業者は見る。
国と関連業界は周知活動はもちろん、低価格の専用チューナー普及など負担軽減で視聴者の理解を得ることを急がなければ、機器普及目標は絵に描いたもにちなる。【潟永秀一郎】
[毎日新聞5月25日]
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「デジタル放送」に備えるな!|ゲンダイ
http://www.asyura2.com/0510/hihyo2/msg/949.html
投稿者 white 日時 2006 年 4 月 21 日 16:58:33: QYBiAyr6jr5Ac