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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070508-00000009-jij-soci
さまざまな病気の原因とされる活性酸素のうち、特に有害なものだけを水素が除去することを、日本医科大の太田成男教授(細胞生物学)らのグループが突き止めた。8日付の米医学誌ネイチャー・メディシンの電子版に発表した。
活性酸素は酸化作用によって細胞や組織を傷つけ、がんや老化などのもとになると考えられているが、免疫など生体にとって重要な役割も担うことが分かっている。
太田教授らは、培養細胞内で人工的に活性酸素を発生させ、水素を加えた場合の変化を調べた。その結果、活性酸素のうち特に酸化力の強い「ヒドロキシルラジカル」の量が減少し、細胞死が抑制されることを、複数の方法で確認した。
酸化力の弱いその他の活性酸素の量は減少せず、水素がこれらを除去しないことが示された。
さらに、活性酸素が影響すると考えられる脳障害への効果を見るため、脳の血流を止めて脳梗塞(こうそく)を起こしたマウスにさまざまな濃度の水素ガスを吸わせた。その結果、脳障害の進行を防止でき、濃度2%では国内で使われている治療薬以上の効果を示した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070508-00000008-mai-soci
<活性酸素>水素使い効率よく除去 日医大で成功 (毎日新聞)
水素を使って、体に有害な活性酸素を効率よく除去することに、太田成男・日本医大教授(細胞生物学)らが成功した。脳の血液の流れを一時的に止め、活性酸素を大量に発生させたラットに水素を吸わせると、脳の炎症が改善することを確認した。米医学誌「ネイチャー・メディシン」(電子版)に8日発表した。
活性酸素は酸素の一種だが、酸化作用が強い。細胞や遺伝子を傷つけ、がんや動脈硬化などの引き金になるとされる。激しい運動をしたり、止まっていた血流が元に戻った直後に体内で生じる。
研究チームによると、水素は活性酸素が持つ酸化とは逆の作用をする。ラットの細胞に薬剤を加えて活性酸素を作った後に水素を加えると、活性酸素の中でも悪質なヒドロキシルラジカルがほぼ半減し、死滅する細胞もほぼ半分になった。
また、脳の血流を一時的に止めて活性酸素を発生させたラットに2%の水素を含んだ麻酔ガスを吸わせると、脳の炎症が治まり、6匹中4匹は両足を動かせるまでに回復した。水素を与えないラットは、足が動かなくなるなど症状が悪化した。
太田教授は「安全性も高く簡便なので、がんや動脈硬化の予防や症状の悪化防止にも応用しやすい」と話している。
【田中泰義】
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