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今回は、マインドコントロール・テクノロジーにより引き起こされる幻聴についての内容になります。
もしも、突然に幻聴が聞こえ始めた場合、ほとんどの人は「私は心の病になってしまったのではないか?」と自分の精神状態を疑い、将来のことなどを考えて頭を抱えるのではないでしょうか。そして、その話を聞いた周囲の人々も、話し手が病気になったことを疑い、多くの場合は病院での治療を勧めるはずです。
それが、少なくとも二十世紀の中頃までの間違いのない、正しい認識・判断なのでした。現在、脳腫瘍、神経症、統合失調症などを原因として幻聴が聞こえ始めることが解っています。
>>幻聴の症状に関するケーススタディ(http://www.gennchougakikoetara.com/gen.html)
ところで、私はインターネット上の各種掲示板を閲覧することが少なからずあるのですが、ある時、統合失調症の症状に悩まされていると見受けられる方々の書き込みを目にすることがありました。そして、気の毒な気持ちになったのを覚えています。なぜかというと、「電磁波攻撃により精神的な苦痛を受け続けている。」という趣旨の書き込みだったからです。
ご本人は電磁波攻撃を原因とする症状であるとの主張をされていたのですが、その被害状況は統合失調症の症状と非常に酷似しておりました。だから、ご病気になられた方が書き込みをされているのだと、当時の私は判断したのでした。
しかし、先日、「あの時の判断は、必ずしも正しくはなかったのかもしれない。」と私に考えさせる著書に出会いました。小出エリーナ[著]『アメリカのマインドコントロール・テクノロジーの進化』(東京図書出版会)という本を読んでのことです。この書籍には、ナチス、旧ソ連、CIAで研究された(され続けている)マインドコントロール技術について書かれています。著者による断定的な記述に首を傾げたくなる箇所もありましたが、それを差し引いても、この著書はマインドコントロール技術の発達に関する資料として非常に貴重なものであるように感じます。以下、本書から当サイトの趣旨に合った部分について触れていきます。
(本書、第四章「第三段階 電磁波マインドコントロール」63頁より)---------------------
電磁波マインドコントロール・テクノロジーが包含する効果には、「マインドリーディング(読心)」、「思考転送」、「身体機能操作」そして「健康や死亡操作」などが入るようになる。
(中略)
心は神秘的なもので不可侵と信じられていた。しかし心の深部のメカニズムを探ろうという研究は旧ソ連で始まっていた。人為に精神を変化させるサイコトロニクス研究は、数十年前はアメリカより旧ソが一歩も二歩も先んじていた。西側と東側の物理学が根本から異なることがその主な要因であったが、西側から比較すれば、より正確な物理学をもっていた東側はスタート地点から有利に進めることができた。そのため逆説のようであるが、東側では超常現象がリサーチ対象としてあげられていた。
テレパシー、テレポート、テレキネシス、透視、催眠術暗示、幻聴や幻視、トランス、生体離脱、心霊手術などは超常現象と言われる。アメリカなどいわゆる先進国家では、SF小説や漫画などに取り上げれる類のもので、まともな学者は頭から無視した。しかし旧ソ連では、国家から研究費を支給される優秀な学者が大真面目に取り上げた。
(中略)
ロシア軍少佐チェルニシェフは軍事雑誌『オリエンティアー』(1992年2月号)に投稿し、軍事的に重要である研究として、FSBリサーチ(触れずに物体の性質や状態を知る。また人の心を読む)、透視リサーチ、テレパシー・リサーチ(思考のトランスミット)、テレキネシス・リサーチ(念力)、サイコキネシス・リサーチ(念思。個人の思考に干渉)等をあげている。サイコトロニクス研究が進むにつれ、かっての超心理学や超常現象リサーチはサイココレクション研究になる。さらに軍事利用が検討された結果、サイ兵器という分野が生まれ、90年代には「サイコトロニクス戦争」というコンセプトができる。
(中略)
そしてKGBサイコトロニクスが「CIAサイコトロニクス」になるには、時間はかからなかった。「遅れを取った者は、先を行く者から学ぶ」というように、後輩を拝したアメリカは旧ソの研究成果を覗きながら学んだ。
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現在の日本において、超常現象はキワモノ扱いです。知識人と言われる方々が、「インチキだ」「非科学的だ」と、相手にしないからです。そういった反応は、国民にそれらの現象がいかがわしいものだと信じさせる効果を与えています。
しかし、隣国である旧ソ連では、国家から研究費を支給された研究者が、テレパシー、テレポート、テレキネシス、透視、催眠術暗示、幻聴や幻視、トランス、生体離脱、心霊手術、などの分野を真剣に研究し、効果を上げていたのでした。また、それをアメリカが後追いしたとのこと。それらの研究成果が、現在のマインドコントロール技術の基礎になったことがわかります。その後、マインドコントロール技術は「電磁波の直射」というより合理的な方法に進化し、「マインドリーディング(読心)」、「思考転送」、「身体機能の操作」、「健康・死亡の操作」などの技術が開発されていったのでした。
(本書、第四章「第三段階 電磁波マインドコントロール」70頁より)---------------------
76 年11月ロサンゼルス・ヘラルド・イクザミナー紙は、「心理変更マイクロウェーブ−ソ連の不可視光線研究」という記事を載せ、「ソ連は、人間の行動不能、神経の不活性、心臓発作さえも起こすマイクロウェーブの広範な研究を行う」と書く。85年のCNN局の番組「スペシャル・アサインメント」はロシアの電磁気兵器を取り上げた。番組は二部に分かれ、第一部は、人間を生きたまま料理したり、コンピュータや通信機器を破壊したり、飛行機やミサイルを使用不能にする直射エネルギー兵器であった。第二部は、RF(ラジオ周波)マインドコントロール兵器に関するものであった。番組中あるアメリカの科学者は、「感情や知性、個性などの脳の機能は修正され得る」と意見を述べた。アフガニスタン戦争時、ソ連特殊部隊が市民を巻き込む作戦に、RF兵器やスカラー波兵器を使用したことを示す報道もある。
また99年5月のニューヨークタイムス紙は、「89年トップ・シークレットのボーンファイアー計画の下、ソ連科学者は新兵器を開発。この兵器は心理学的変更を目的とし、神経系にダメージを与え、気分を変化させ死亡も起こす」というソ連人亡命者の証言記事を掲載した。(後略)
ソ連が電磁波の心身への影響をいち早く知り、利用していたことをアメリカが知るきっかけとなったのは、モスクワのアメリカ大使館への低レベルのマイクロウェーブ照射事件、いわゆる「チャイコフスキー通り事件」であった。二人のアメリカ大使がともにガンで亡くなり、三人目も白血病に似た奇病に侵され、多数の大使館員が健康を損なった。(後略)
(中略)
CIA が所持していたと言われるマインド・マシンで、最も古いもののひとつはRHIC-EDOM(Radio Hypnotic Intracerebral Control - Electric Dissolution of Memory)である。遠隔からターゲットに催眠トランス状態を起こしたり、指示通りに行動させたりするという。『オペレーション・マインドコントロール』の作者ウォルター・ボワートは、『モダン・ピープル』誌(75年)の紙上で、63年に書いた同装置マニュアルが侵害されるのを防ぐ訴えを起こしている。
(同79頁より)
ターゲットを発狂させ、社会的に葬ることを目的とした場合、手軽なのが「ボイス」攻撃である。ターゲットの脳に向け「お話し」や雑音を送付する。時には高音の金属音などが選ばれる(「とおりゃんせ、とおりゃんせ」の音楽を四六時中数日聞かされた被害者がいた)。攻撃者側はターゲットの思考、記憶、夢などのリーディングができるので、本人の秘密や思い出を告げる。また人前でターゲットをリアクションさせる内容を送り、怒りや恐怖、「ボイス」への返事などの反応をさせる(周囲の人に「ちょっと頭がおかしい」と思わせる)。視野に奇妙な映像やグロテスクな内容の夢を送付する時にはボイス、ビジュアル、激痛等複数の攻撃を併用する。
無知な一般人には、神様や守護霊などのふりをした「美しいボイス」を送って信じさせ、奇行や犯罪を犯させる。自制できない激しい怒り、いらいら感、パニック状態を生じさせ、喧嘩や騒ぎを起こさせる。逆に長く気分を落ち込ませ鬱状態を創る。夜間やひとりでいる時に、幽霊などのビジョンと共に、強度の恐怖、孤独感、不安感を起こす。
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現在、電磁波関連の被害者といわれる人々は、上記の記述における「ボイス」攻撃による幻聴を含めたマインドコントロール技術により被害を受けている可能性があります。そして、その被害者は、加害者側に証拠が残らない形で、不条理な選別方法によりターゲットにされていると考えることができます。私には計り知れないことですが、現代社会の暗部で、このような恐ろしい行為がなされている可能性を否定することはできないということです。
そして、この技術についての思考を飛躍させていくと、それまで「地獄の憑依霊・低級霊」が担っていたポジションに関して、マインドコントロール技術の発達により、加害者側の「生きた人間が」割り込んできたと解釈することができます。では、そういった状態が現実化した場合、どういった状況になるのでしょうか。私は、非常に良くない状況が生み出されると感じています。憑依霊・低級霊は人間を苦しめますが、顕幽両界(この世とあの世)のバランスを考えた上で、そのポジションを担わされていると考えられています。しかし、そのポジションにマインドコントロール技術を携えた人間が割り込んできたとしても、彼らは自分たち(生きた人間)の利益・目的を果たすことしか考えていません。そして、少なくとも今生きている世の中(現世)のことしか考えていないのです。
>>『霊感者スウェデンボルグ』にみる幻覚の心霊的解釈(http://www.gennchougakikoetara.com/suedenn.html)
結論として、マインド・マシンによる「ボイス」攻撃は統合失調症の症状と酷似しており、私には両者の違いを明確に区別することが難しい状態です。
そして、実際には心の病気になられている方が、「自分は電磁波攻撃を受けている。」と思い違いをされているケースが多くあるように感じます(実際に被害にあわれている方々の存在は否定しません)。現代社会はストレス過剰の状態であることや、家電品などから放射される電磁波の量も多くなっていることから、マインドコントロール技術からではなく、それらの環境の悪化を原因として体調を崩されているケースも少なからずあるのではないでしょうか。
それらの理由から、上記の被害にあわれた場合、電磁波攻撃という考えに執着せず、より精神的に安楽な状態を目指されることを私はお勧めいたします。電磁波に固執し、いつまでも精神的に良好な状態になることができなくなる、袋小路に陥る、それはメリットのないことだと思うからです。つまり、精神的な回復への道筋を見つけないと、いつまでも同じ状態が続いてしまうことになりかねないので、より良い状態になれるよう努力をされたほうが建設的だと思うのです。
以上、今回は執筆しながら段々と気分が沈んでしまうような内容でした。それでは、失礼します。
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