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熊本市が赤ちゃんポスト許可
国内初、匿名で新生児保護
2007年04月05日 19:46 【熊本日日新聞】
熊本市の慈恵病院が申請していた「こうのとりのゆりかご（赤ちゃんポスト）」設置について、熊本市の幸山政史市長は五日、設置を許可した。「ゆりかご」は、親が養育できない新生児を緊急避難的に受け入れる仕組み。ドイツなどで既に取り組み例があるが、国内では初の試みとなる。 同病院は昨年十二月、ゆりかごの設置に伴う病院施設の変更許可を市に申請。市はゆりかごが現行法で想定されていないことから、児童虐待に当たらないかなど、法的解釈について国の見解を求めていた。 これに対して厚生労働省は三月二十日、ゆりかごは「法令上問題ない」との見解を市に示した。同病院も、同市が照会していた法律上の課題について文書で回答。市はこれらを踏まえ、法的な課題はクリアされたと判断した。 市はその後、赤ちゃんの安全確保やその後の処遇など、ゆりかごの運用面の課題について同病院や県と協議を継続していた。 この問題に関しては、安倍晋三首相が二月、「（ゆりかご設置に）大変抵抗を感じる」と発言するなど、全国的に注目されていた。
http://www.47news.jp/AI/200704/AI-20070405-0022857.html
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