★阿修羅♪ > 不安と不健康12 > 615.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
アメーバニュース(http://news.ameba.jp/2007/03/3965.php )より。
携帯電話を使用するほど精子の質が低下している。不妊治療を受けている男性364人を調査した結果を米クリーブランドクリニックの医師らがまとめ、研究論文を近々学会誌Fertility and Sterilityに掲載する。
この研究は、昨年10月の全米生殖医療学会で発表し、大きな反響を呼んだ。研究をまとめたAshok Agarwal医師はテレビ局KPIXのインタビューに答え、「1日4時間以上携帯電話を使用する男性は、精子の数、質、量で著しい低下が見られた」と述べた。質の指標は、運動性、生存能力、形態の3つで、使用時間が多いほど低い傾向があり、はっきりした差となって現れた。
しかし、原因については分かっていない。電磁波が精子を作る細胞を熱で暖めたり、ホルモンに影響する可能性もある。Agarwal医師は、「電磁波が精子の遺伝子かDNAに損傷を与え細胞を殺している可能性がある」と指摘している。
携帯電話は弱い電磁波を発しており、人体への影響について研究と議論が続いている。携帯電話の米業界団体CTIAの声明によると、「世界中の科学専門誌で発表された研究の大多数は、携帯電話に健康上のリスクがないことを示している」とし、保健当局と全米癌協会も同意見だと指摘している。
しかし、癌などの病気が発病するまで20年以上の時間を要することはよくあることであり、携帯電話が使われ出してからまだ20年足らず、その長期的な人体への影響はまだ結論が出ていない。今回の研究でも「精子の質が低下するメカニズムを解明するためにより大規模な研究が求められる」と結論付けている。
日本では通話で1日4時間以上携帯電話を使用することは考えにくい。また、携帯電話の信号伝送方式において日本はユニークな特性を持っていたり、使い方が早くから通話中心からメールやブラウズ機能の「親指文化」にシフトしてきた特徴があり、一概に今回の研究結果を当てはめることはできない。だからこそ、こうした健康上の懸念を払拭するためにも日本でも総務省が中心となって日本人を対象にした独自の研究を積極的に進めて欲しいものだ。
▲このページのTOPへ HOME > 不安と不健康12掲示板