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遺伝子修復「要」のたんぱく質確認 京都大教授ら【asahi.com】
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200703100059.html
2007年03月10日
遺伝情報を担うDNAは、放射線や活性酸素などでちょん切られたり傷ついたりし、病気を引き起こす。京都大大学院医学研究科の武田俊一教授(放射線遺伝学)らは、壊れたDNAを細胞が自力で直す仕組みの解明を進め、修復システムの引き金となる新たなたんぱく質を確認した。病気の予防治療にも役立ちそうだ。米科学誌「モレキュラーセル」9日号に発表した。
DNAの損傷は一つの細胞で1日あたり5万〜50万回に達するが、細胞は1分以内に損傷場所を探し、修復する。「ATM」というたんぱく質が損傷を感知し、修復システムの引き金を引いていることは分かっている。
武田教授らは酵母に耐性をつけることで知られる「UBC13」という別のたんぱく質に着目。ニワトリのリンパ球細胞でUBC13を作る遺伝子の働きを止め、放射線を当てたときの細胞の反応を調べた。すると、正常の細胞に比べて生存率が10分の1前後になり、DNAを直す時間も2倍程度かかった。UBC13の方が、修復システムの要になっているとみている。
武田教授は「がんの放射線治療で、患部でのUBC13の働きをじゃましてやれば、がん細胞をもっとよく殺せる可能性もある」と話している。
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