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□タミフル騒動の裏側について取材してみました [ポリスジャパン]
http://www.policejapan.com/contents/syakai/20070302/index.html
2007年3月2日
タミフル騒動の裏側について取材してみました
名前は出せないという条件で、インフルエンザウィルスについて詳しいとある薬剤関係者に取材してみました。
<以下その人との会話>
タミフル服用者の異常行動による死亡事故が続出していますが、厚生労働省は「今すぐどうこうするつもりはない」 とか「専門家は科学的な因果関係はないと言っている」 などと言っています。
「因果関係がないと言ってしまうのは嘘だなあ。海外のニュースなんかでは、【因果関係があると考えざるをえない】っていう研究者の見解が方々で出てるよ?ぼかした情報しか出てないのは日本だけじゃないかな。」
個人的には非加熱製剤・ミドリ十字の再来かと思わなくもないんですけども。
「これねえ、なんて言い方すればいいかな…。色々な要素が合わさってこういう騒動になってるんだよね。」
猜疑心の強い私からすると、世界的なタミフル利権でも存在してるのかなとか (笑)
「うーん…。まあ近いと言えば近いやね。ええとね、利権っていうかタミフルって元は植物なのよ。それを合成したり…まあ専門的すぎることを言っても難しいから簡単に言うけど、そういった原料を加工してタミフルっていう商品(薬) が出来るのね。でも原料には限りがあって、それを世界各国でシェア争いをしてた感じなの。それで日本は膨大な金額を投じて、そのタミフルの原料を大量に確保しちゃったんだ。」
あ、特定個人がどうこうじゃなくて、日本の政策として?
「そうそう。それでまあ大雑把に略して言っちゃえば、日本にはタミフルが大量にあると。これをまず踏まえておいてね。」
はい。
「それで研究者の間ではね、すでに何年後かに新しいインフルエンザウィルスが大流行するということが 『ほぼ確定』 とされてるのよ。」
A・B・Cだ、鳥インフルだに続く?
「鳥インフルエンザっていうのはA型の一種ね。それで数あるインフルエンザという括りで呼ばれているウィルスには、馬にしかうつらないとか、鳥にしかうつらないとか、現状では人間に被害のない物も含めて色々な種類があるの。それでA、B、Cという大きな括りがあって、それぞれに何種類、何十種類とあって、全部を数えたら膨大な種類になるんだけれども、その中のいくつかが、近い将来人間にもうつってしまうんじゃないかと言われてるの。何年後かは分からないけど、近くまた新型のインフルエンザが大流行すると。国は研究者のそういった最新の情報を元に、政策としてタミフルを大量に確保しようとしたんだと思うんだよ。将来のためにね。」
はい。
「それで今回のタミフル服用者の異常行動だけれども、残酷な言い方をしてしまうと、それってタミフルを飲んだ人間の何%の話なの?っていう考え方になっちゃうんだな。」
ああ、まず実際に効果のあるタミフルという薬物があると。それで、副作用と言われてる異常行動が起きる可能性があるデメリットと、インフルエンザを治すメリットとどっちを選ぶの?みたいな感じですか?
「あとタミフルほど効果のある薬が他にあるの?っていう話にもなる。タミフルが危ないからって、じゃあ他のと言われても代替案があんまりないんだよ。Aにしか効かないとかBにしか効かないとか、新種のウィルスだから昔の薬じゃ効かないとか色々あってさ。」
タミフルはインフルエンザの多くの種類に対応できるんですか?
「と、言われてる。」
ふむ。
「それに異常行動とタミフルの因果関係だけど、これは研究者も科学的に解明できてないんだ。隠蔽とかではなくて本当に。インフルエンザの症状にね、高熱によって思考能力が低下するとか、言動がおかしくなるってあるじゃない?」
はい。インフルエンザというより、熱が出たりすればまあおかしくはなりますよね。
「だけどさ、ここ最近のタミフル服用者の、特に10代の人間の異常行動の連続って何かおかしいでしょう。死なないまでもさ。」
そうですね。こう何件も続くと。
「でも研究者にもなんでなのか分かってないんだ。ここまで連続すれば、絶対に何か不具合があると考えておかしくないんだけど、科学的に【これがこうだからこう】 っていう証明が出来ていないのよ。」
でもグレーはグレーとして、とりあえずタミフルの使用を控えるとか、何か出来ることはないんですか?
「難しいと思うよ。科学的に根拠がハッキリすれば別だけど、今はタミフルによってインフルエンザが治る例の方が圧倒的に多いわけだし、致命的な副作用が出たっていう例が少ないでしょう。他に代わる薬もあまり見当たらないし。となると、今は注意を促しつつも使い続けるしかないという結論になってしまうよね。」
大量の在庫も抱えてることだし?
「在庫っちゅうか原料をね。そう、新しい薬を開発するのって莫大な金がかかるのよ。100億200億なんて簡単に飛ぶし、それだけの金をかけて研究しても、途中で厚生労働省なんかに 『やっぱダメ』って言われたら全てパーになるしさ。その辺の使った金に対する未練みたいなのもないとは言えないよね。効果は出てるんだしいいじゃん的なね。」
ってことは、今後もタミフル騒動はまだ続くんですか?
「まあこれだけ報道されればみんな注意するようにはなると思うけど、それでもいきなり使用禁止ってわけにはいかないね。科学的な根拠がないの一言で。それは本当だからさ。」
じゃあ現段階では、処方する方も服用する方も慎重に使い続けるしかないと。
「結論としてはそうなっちゃう。」
というわけで、現段階では 「タミフルを服用する際には注意を!」 と促すしか方法はないようです。
『何年か後に新型のインフルエンザが大流行する』 という話も大変気になりますが・・・。
荒井禎雄(おはら汁)
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