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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070219it01.htm?from=top
血液一滴で遺伝子診断、薬の効き方など30分以内に
一滴の血液があれば、薬の効きやすさや、酒にどれだけ強いかといったさまざまな体質を、30分以内に遺伝子の型から診断する手法を、理化学研究所(野依良治理事長)などの研究グループが開発した。
従来法に比べて極めて簡便で、特殊な解析装置を持たない小規模な医療施設でも診断できる。成果は18日付の米科学誌ネイチャー・メソッズ電子版に掲載された。
遺伝子診断は、血液などから遺伝子を取り出して人工的に増やし、様々な試薬を用いて行う。これまでは、1時間半〜数日程度かかるのが普通だった。
研究グループは、遺伝子を高速で増やす特殊な酵素を細菌から発見。さらに、目標以外の遺伝子の増加を抑える別の酵素も見つけた。この両者を組み合わせ、極めて精度の高い遺伝子診断を、30分以内に完了する手法を確立した。
肺がん患者45人を調べたところ、抗がん剤の「ゲフィチニブ」(商品名イレッサ)が効く遺伝子型を持つ患者と、効果が期待できず、副作用が懸念される遺伝子型の患者を正確に判別できた。
また、がん細胞特有の遺伝子を調べる組織検査を行ったところ、がん細胞がわずか1%しか混じっていない組織も見分けることができたという。
(2007年2月19日3時9分 読売新聞)
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