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http://www.47news.jp/CN/200702/CN2007021501000508.html から転載。
低所得層は受診も二の足
民間研究機関が調査
2007年02月15日 18:36 【共同通信】
民間研究機関の日本医療政策機構(代表理事・黒川清前日本学術会議会長)は15日、医療と所得をテーマに実施した世論調査結果を発表。具合が悪いのに医療機関の受診を控えた経験がある人の割合は、低所得層の方が高所得層より2・5倍高く、医療費に不安を持つ低所得層は、高所得層の2・3倍と、格差が浮き彫りになった。
同機構は「格差を前提にした医療政策論議をするべきだ」と提言している。
1月、無作為抽出した全国の20歳以上の男女4000人に調査票を郵送。回答者のうち所得が分かった約1100人を、年間世帯収入800万円以上で貯蓄2000万円以上の高所得層、年間世帯収入300万円未満で貯蓄300万円未満の低所得層、それ以外の中間層に分けて分析した。
「深刻な病気にかかったときに医療費を払えない」と不安を持つ人は、高所得層36%、中間層74%、低所得層84%。過去1年以内に「具合が悪いところがあるのに医療機関に行かなかったことがある」は16%、25%、40%。
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