★阿修羅♪ > 不安と不健康12 > 445.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200701190024.html
ロンドン(ロイター) 紅茶の成分には心臓病などの循環器疾患を防ぐ作用があるとする一方で、ミルクを加えて飲むと、この効果が阻害されるとの研究結果を、ドイツの専門医らが発表した。
ベルリン大学付属病院のフェレナ・シュタングル博士らが、欧州の心臓病研究専門誌に報告した。チームでは、健康な女性16人に協力を依頼。お湯かミルク入りの紅茶、またはミルクなしの紅茶を飲んでもらい、超音波画像で腕の動脈の状態を観察した。
飲む前と2時間後のデータを比較したところ、ミルクなしの紅茶を飲んだ後は、お湯を飲んだ場合に比べて血管の弾力性が増し、血液の流れが改善することがはっきりと分かった。一方、ミルク入りの紅茶ではこうした変化が全くみられなかったという。
チームではまた、ラットを使った実験も実施。ミルクなしの紅茶を与えると、体内で血管の拡張を促す一酸化窒素(NO)が増えることが確認される一方、ミルク入りでは変化がないことが明らかになった。
チームによると、紅茶で血行が良くなるのは、カテキンという抗酸化物質の作用。しかし、ミルクに含まれるカゼインというたんぱく質がカテキンと結び付き、この作用を抑えてしまうとみられる。
シュタングル博士らによれば、英国には紅茶を飲む習慣があるが、心臓病や脳卒中の発生率が特に低いわけではない。「これは、英国人が伝統的にミルクティーを好むためではないか」と、同博士は推測する。
紅茶にはさらに、がんを予防する効果があるとの報告もある。シュタングル博士は「ミルクが紅茶の成分の働きを変化させるなら、がん予防作用も影響を受ける可能性がある」と指摘。今後の研究で詳しく検証する構えを示している。
▲このページのTOPへ HOME > 不安と不健康12掲示板