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http://www.yukan-fuji.com/archives/2007/01/post_8109.html
寝つきが悪い。寝てもすぐに目が覚めて熟睡できない…。睡眠の悩みを抱える現代人は多い。そんな人にぜひ試してもらいたい秘策がある。その名も「指バウアー」。
フィギュアスケートの荒川静香選手の得意技、イナバウアーにちなんで名づけられたもので、手足の指を反らせるだけの簡単な体操。だが、意外なほどに快眠を促すと、考案者の斑目健夫医師(東京女子医科大学附属青山自然医療研究所クリニック)は語る。
「こんな簡単な方法でいいのかと半信半疑で始めるが、実際に、らくに眠れる、熟睡できるという効果を実感し、意欲的に継続するようになる人が多い」
指バウアーは入浴後、就寝の直前に行うのがよい。足の指バウアーを行ったあと、ふとんに入って手の指バウアーをやろう。ポイントは、「手足にポカポカと心地よい温かさが出てくるまで」くり返し行うこと。
指バウアーの刺激は、指先の 末梢(まつしよう)血管に血液を送り出すポンプ作用を促すため、手足の血液循環がよくなる。これが、心地よい眠りを得るために重要なのだ。
睡眠時には、副交感神経が優位になって血圧や体温が低下し、体を休息させる状態が作られる。この体温低下は、手足の毛細血管に血流を集め、熱を放出させることで促される。手足が冷えた状態、すなわち毛細血管の血流が悪い状態だと、熱放出がうまく行われず、眠りに必要な体温低下が抑制されてしまう。そのため、寝つけない、熟睡できないという弊害が起こってくる。
手足に冷えではなく、ほてりを感じて眠りづらい人もいる。じつはこれも、血流の停滞によって放熱システムの働きが阻害され、余分な熱がこもるために起こる。
指バウアーは、こうした血流障害による冷え、ほてりの改善に役立つ。そして、手足からの放熱が促され、体が自然に睡眠に入りやすいリラックス状態に導かれるというわけだ。
また、指バウアーの刺激には、自律神経のバランスを調整する働きもあるという。ストレスによる自律神経の乱れは、不眠を招く要因。不規則な生活リズムを正すとともに、指バウアーを習慣化して、自律神経のバランス調整を試みよう。
(山本太郎)
【指バウアーのやり方】
●足の指バウアー
両足を肩幅に開いて立ち、ゆっくりとかかとをあげてつま先立ちする。
●手の指バウアー
あおむけに寝て、手の甲を上に片腕を腹に乗せて固定し、手首をできるだけ直角に反らせる。もう片方の手のひらで、反らせた手の人さし指から小指を握り、指を付け根から甲側へとゆっくり伸ばす。「1、2」とリズミカルに反らせて戻す。片手が終わったら、もう片方も同様に。
※それぞれ10回ずつを目安に、手足が温まるまでくり返す。
(2006.12.18紙面掲載)
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