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12月15日19時53分配信
ノロウイルスなどが原因で下痢や嘔吐(おうと)などを起こす感染性胃腸炎の流行が止まらない。国立感染症研究所が15日に発表した最新の定点調査結果では、患者報告数が1地点当たり21.8人と記録を更新し、過去最多となった。「警報」が発令された地域も45都道府県に上り、厚生労働省などは、手洗いなど感染予防の徹底を呼びかけている。
同研究所によると、全国約3000カ所の小児科で実施している定点調査で、11月27日〜12月3日の患者報告数は、81年の調査開始以来最多だった前の週(11月20〜26日)の報告数(19.8人)を上回った。1週間当たりでは例年の約2.5倍だという。
厚労省によると、1地点当たりの報告数が20人を超えると、注意喚起のため保健所単位で「警報」を発令する。15日までに発令したのは、全国570保健所中、青森、沖縄県を除く45都道府県の293保健所に上る。
感染性胃腸炎の主な原因と見られるノロウイルスは、ウイルスに汚染された貝類を十分に加熱しないで食べて感染したり、患者の便や吐しゃ物から2次感染する。安井良則・同研究所情報センター主任研究官は「今シーズンの大流行の原因はまだ不明」と話すが、毎年流行のピークは12月中〜下旬で、患者は今後も増加すると見られる。
感染予防のために、厚労省などは、高齢者や子どもなど抵抗力の弱い人に、貝類などの食品を十分加熱して食べることを勧める。さらに患者からの2次感染を防ぐには、食事前などに石けんを使い、流水で十分に手を洗うことが大切だ。
また、ノロウイルスは中性洗剤では死滅しない。患者の吐しゃ物などを処理する際は、単にふき取るだけではなく、汚染された物を必ず塩素系の漂白剤で消毒する必要があるという。
ウイルスに感染していても発症しなかったり、症状が治まってもウイルスが体内に残るため、本人が知らないうちに周囲に感染させる場合もある。安井さんは「調理に携わる人や、大勢の高齢者や子どもたちに接する機会がある人は、自分が発症していなくても、流行している時期は念入りに手洗いをしてほしい」と話している。【大場あい】
最終更新:12月15日19時53分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061215-00000105-mai-soci
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