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しっかり手洗い 厚労省呼びかけ
ノロウイルスを主な原因とする感染性胃腸炎が、過去25年で最大の流行となったことが8日、国立感染症研究所感染症情報センターの調査でわかった。例年、12月末に流行のピークを迎えることから、重症化しやすいお年寄りや子供は一層の注意が必要だ。
同センターが全国約3000の小児科医療機関を対象に行っている定点調査によると、11月20〜26日の週の1病院当たりの患者報告数は19・8人で、1981年7月の調査開始以来、最多だった昨年12月12〜18日の17・4人を上回った。地域別では西日本が多い。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎の症状は下痢や嘔吐(おうと)、発熱など。通常は1〜2日で治るが、お年寄りは重症化しやすい。感染経路としてはカキの生食によるケースが知られているが、最近目立つ老人施設や病院での集団感染は、感染した調理従事者が食品を扱ったり、患者の排せつ物などから人の手などを介して感染が広がった例が大半だ。このため厚生労働省では、食前やトイレ後の手洗い、汚物の適切な処理などを呼びかけている。
ノロウイルス 70代男性死亡京都の病院
京都府は8日、久御山町内の医療法人八仁会久御山南病院で、57〜92歳の入院患者男女29人と、25〜63歳の職員男女3人の計32人が下痢や嘔吐(おうと)などを訴え、うち70歳代の男性患者が感染性胃腸炎で死亡したと発表した。患者6人からノロウイルスが検出された。
(2006年12月9日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20061209ik07.htm
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