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和解勧告では、日曜祭日も普段通りの体制を敷かなければ不適切治療だと指摘しています。
それはそうですよね。市民病院なんだから、事務職員、検査技師、看護師、医師の頭数を十分そろえ、年中無休24時間フル稼働の体制を敷くのは、ある意味当然の市民サービスです。その体制を、公金をジャブジャブつぎ込んでも、是非とも、国や地方自治体の責任で実現させましょう。
社会保険も国保も「支払い基金の審査」では、「いきなり検査せず、経過観察を優先し、止むを得ない場合だけ検査しろ」なんて、審査側がよく使う屁理屈で多量減点しちゃだめですよ。
マスコミも「検査漬け」なんて用語は、今後は禁止用語に指定しましょうね。
このケースと同じ理屈に乗りさえすれば、何でも300万円以上取れる可能性が高い。しかも当然のことを要求しただけですから、正義は訴える側にあります。
ほとんどの場合、病院で診療を受けさえすれば条件を満たせますから、ネタは無尽蔵です。
皆で訴えれば、短期間で理想的医療を実現できる可能性があります。本当です。
ただし、私的病院を相手にこれをやっても反撃に会うだけです。あくまで役人根性が染み付いた幹部がいる公的病院を相手にすると言う点が重要なポイントです。ご注意ください。
参考
2002年10月30日:水曜 初診日
2002年11月2日:土曜(休診日) 頭痛やめまいで再来
2002年11月3日:日曜(休日)「多動」や意識障害があり、精査と治療のため入院
2002年11月4日:月曜(振り替え休日)
2002年11月5日:火曜(通常診療)MRI検査で脳腫瘍と診断
10月30日(初診の日)に緊急MRIを撮れる可能性は低い。(緊急で撮ることはMRI検査予約待ちの患者さんを後回しにし、手遅れにする可能性すらある)
11月2日から4日までは、緊急でしか撮れない。休日には予約検査は入れない。
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http://www.chunichi.co.jp/00/mie/20061118/lcl_____mie_____011.shtml
中日新聞 2006.11.18
【北勢】 不適切治療での損賠訴訟 桑名市民病院、和解金300万円で合意
脳腫瘍(しゅよう)の診断が遅れたため適切な治療が受けられなかったとして桑名市内の20代前半の女性が市を相手取り、2000万円の損害賠償を求めた訴訟で、同市民病院は17日、和解金300万円を支払うことで合意したと発表した。
病院によると、女性は2002年10月30日と同年11月2日、頭痛やめまいなどで脳神経外科で受診。経過観察となった。しかし3日に落ち着きなく動き回る「多動」や意識障害があり、精査と治療のため入院。5日のMRI検査で脳腫瘍と診断された。
手術などはできない状態で今年10月末まで市民病院に入院。現在は意識障害や右半身に強いまひがあり、別の病院に入院している。
女性は昨年8月30日、病院がMRI検査を早く実施しなかったため早期に適切な治療を受けられず、治癒の機会が失われたと名古屋地裁に提訴。病院は「経過観察などの診断過程に誤りはなく、結果は変わらない」と反論していた。
同地裁はことし8月、300万円での和解を勧告。両者は「加療行為の誤りはないが、MRI検査をもう少し早くしていたら的確な診断が少し早まり、もう少し良い症状が期待できた可能性があったことまでは否定できない」として和解に合意したという。 (境田未緒)
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