★阿修羅♪ > 不安と不健康12 > 350.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 卵と心筋梗塞、実は無関係だった 厚労省9万人調査(Asahi.Com) 投稿者 ああ、やっぱり 日時 2006 年 11 月 20 日 12:12:28)
悪さをしているのは内因性のコレステロールですよ。
人間ではコレステロールのおよそ70%前後は肝臓で合成されています。コレステロールは、多くの動物でステロイド合成の出発物質であり、また動物細胞の細胞膜などの脂質二重層構造を持つ生体膜の重要な構成物質ですから、その生体にとっての最適値を維持する必要がある物質です。
つまり、コレステロールを多く含む食事の摂取が増えても、生体には恒常性を保つ調節機構があり、健康な人間であれば体内におけるコレステロール量は一定に保たれます。
外因性コレステロールのアロステリック阻害(フィードバック阻害)で内因性のコレステロール生成が抑えられますから、卵を適切にとる(例えば、毎日1個)のは、むしろ良い結果につながるはずです。食餌性、すなわち外因性のコレステロールが悪さをしないのはもはや常識だと思っていました。
生体内ではスクアレンからラノステロールを経て生合成されますが、生合成の出発点となるスクアレンはアセチルCoAから合成されるため、脂肪や炭水化物を摂取しすぎた場合は、過剰生成される恐れもあるそうです。
年をとった「その道の権威」の方達が、「コレステロールを含む食物は控えるべき」とのこれまでの主張を変えたくないから、本当のことが通らないようです。
そのご老人たちに発言力がなくなれば、高コレステロール血症患者や一般人に正しい情報が流されるのでしょう。
▲このページのTOPへ HOME > 不安と不健康12掲示板