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□「明るい性格」でかぜ予防? 米研究 [CNN]
http://cnn.co.jp/science/CNN200611190001.html
「明るい性格」でかぜ予防? 米研究
2006.11.19
Webpostedat: 12:10 JST
- REUTERS
ニューヨーク(ロイター) かぜやインフルエンザの本格的な流行シーズンを前に、「明るい性格の人はかぜをひきにくい」という研究結果が発表された。米カーネギーメロン大のチームが、心身医学専門誌の最新号に報告した。
同大のシェルドン・コーエン博士らは、かぜ感染と精神状態との関係を調べるため、健康な成人193人を対象に研究を実施。まず、本人の性格の特徴や自覚している健康状態を質問し、回答に応じてグループ分けした。明るく活発で、おおらかな性格のグループは「プラス感情型」、気分が沈みがちで緊張感や敵意の強いグループは「マイナス感情型」と位置付けた。
そのうえで対象者全員に、かぜウイルスやかぜに似た症状を引き起こすインフルエンザウイルスを混入させた点鼻剤を投与。この後6日間にわたり、のどの痛みや筋肉痛、くしゃみ、鼻づまりなどの自覚症状を報告してもらった。チームでは同時に、対象者から採取した鼻水などを毎日分析し、ウイルスに感染しているかどうかを追跡した。
その結果、プラス感情型のグループは、感染率が平均より低いことが判明。さらに、このグループの人が感染した場合でも、報告された自覚症状は予想された基準より軽いケースが多かった。一方、マイナス感情型のグループでは、感染率が平均を上回ることはなかったものの、症状が出て意気消沈するケースが目立った。「プラス感情型の人は客観的にみて、ウイルスに対する免疫反応が違うのかもしれない。さらに主観的な面でも、病気を楽観視する傾向がある」と、チームでは説明している。
では、普段不機嫌な人でも楽しく過ごそうとすれば、かぜを予防することができるのだろうか。コーエン博士は「性格は簡単に変わるものではないというのが定説だ。ただし最近の研究では、感情の傾向が決して不変ではないとの報告もある」と話している。
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