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□米FDA注意喚起 インフルエンザ治療薬タミフル [産経新聞]
http://www.sankei.co.jp/news/061117/kok001.htm
米FDA注意喚起 インフルエンザ治療薬タミフル
インフルエンザの治療薬タミフルを服用した後に、幻覚やうわごとなどの異常行動が報告されている問題について、米食品医薬品局(FDA)はこのほど、「服用と異常行動との関係を否定できない」として、製薬会社に注意喚起の表示を求めたことを発表した。タミフルの消費量は日本が世界で最も多く、服用後の異常行動についての報告もほとんどが日本からのもの。インフルエンザ・シーズンを前に、専門家は服用にあたっては十分な注意が必要と呼びかけている。
FDAの13日の報告やAP通信などによると、昨年8月から今年7月までに報告された異常行動は3件の死亡例を含む103件。このうち95件が日本からの報告で、3分の2は17歳未満だった。FDAはタミフルと異常行動の因果関係は立証されていないとしながらも、今後消費量が増えれば、異常行動が増える可能性もあるとして、注意を促すことにした。
先月、厚生労働省の委託を受けた研究班が、小児科医からのアンケートをもとにまとめた調査結果によると、タミフルを飲んだ場合と飲まなかった場合とでは、異常行動や言動がみられた率は飲んだ場合の方が1.3ポイント高かったが、統計的には明確な差とはいえないため、今冬もさらに調査するとしている。
日本では、タミフルは平成13年の販売開始から昨年までに2450万回処方されており、世界一のタミフル消費国。人口が2倍以上の米国の使用量は日本の約4分の1。タミフル使用の注意喚起は、日本では16年5月から行われている。
タミフルは、スイスの製薬会社大手ロシュが販売するインフルエンザウイルス増殖を抑える薬。鳥インフルエンザウイルスの変異で発生が懸念されている新型インフルエンザの治療薬として世界各国で備蓄が進められている。
国立感染症研究所感染症情報センターの岡部信彦センター長は、「タミフルは発熱などの症状を緩和するが、薬には副作用の恐れもありリスクと効果を考えなければならない。タミフルの効果は発症してから約48時間以内で、それ以上経過してからではあまり効果はない。インフルエンザかもしれないという程度で安易に服用するのは勧められない」と注意を促している。(杉浦美香)
(11/17 00:35)
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