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□ダイエットのカギは「潜在意識」と 米研究者が新著 [CNN]
http://cnn.co.jp/science/CNN200611120004.html
ダイエットのカギは「潜在意識」と 米研究者が新著
2006.11.12
Webpostedat: 14:19 JST
- AP
ニューヨーク州イサカ(AP) カラフルな粒チョコは、一般に色の種類が多いほどたくさん食べてしまう。暗い映画を見ていると、コメディを見る時よりもポップコーンによく手が伸びる。――「食」をめぐってユニークな研究を続けるコーネル大教授、ブライアン・ワンシンク氏(46)の実験結果の一部だ。同氏は新著「Mindless Eating(原題)」の中で、「ダイエットのカギは、潜在意識の仕掛けを理解することだ」と主張している。
「減量のために必要なのは、カロリー計算でもなく、法律で油脂の使用を規制することでもない。普段意識していない食習慣を少し変えるだけで、体重は簡単に減らせる」と、ワンシンク氏は強調する。
同氏の専門分野はマーケティングと消費行動。食の研究者としては異色の存在だが、その研究はこれまでにも、女性誌や健康志向の料理雑誌などで取り上げられ、注目を集めてきた。
ワンシンク氏の研究室には、家庭のキッチンに似せた実験室がある。対象者がくつろいだ気分で食事をする姿を、目立たない場所に置いた監視カメラや、外から中が見える「マジックミラー」を通し、じっくりと観察することができる。ある実験では、ゲストに自分でパスタを盛り付けさせ、皿を小さくすれば取る量も減ることが立証されたという。
スープ皿の下にポンプをつなげ、飲んだ分だけ補充される仕掛けを作ったこともある。皿が空にならないため、何も考えずに飲み続ける人が多く、中には1リットル近く平らげた人もいたという。
ワンシンク氏によると、人間は食べ物に関して毎日200回以上、ほぼ無意識に何らかの判断を下している。「この判断を一部変えれば、1日当たり100─200カロリーは楽に削ることができる」と、同氏は話す。「お菓子を目につく場所に置かない、大きな袋詰めを買わない、といった心がけでも、食べる量は確実に減るはずだ」という。
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