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http://www.yukan-fuji.com/archives/2006/11/post_7525.html
ストレスのたまりがちな時代。『うつ病』といわないまでも、憂鬱な気分が続いているという人も少なくない。「そんな状態が解消される」と評判のサプリが『セントジョーンズワート』。
日本では『西洋オトギリソウ』という名前を持つハーブだ。古来ヨーロッパでは切り傷やヤケドの外用薬のほか、最近は内服して軽いうつ病の治療薬とされてきた。
臨床分野でも、抗うつ剤と同様の効果が認められ、一躍人気のハーブとなった。副作用もみられなかったことから、ドイツなどでは医薬品として流通している。
また、米国では『元気が出るサプリ』として、売り上げナンバー1を誇るまでになった。
抗うつ効果のほか、筋肉を和らげる作用により、鎮痛作用や去痰効果もあるとされる。実は、このサプリに含まれる物質ヒベリシンなどが、脳内で興奮物質を増やし、気持ちを向上させる作用を持つという。
実際の効果について、健康食品の臨床データなどに詳しい『おない内科クリニック』(群馬)小内亨医師は、「海外では、軽症―中等症の鬱病に対し、有意な効果があると報告されています。ただし、日本で販売されているものは、商品によって効果に差があり、有効成分が10分の1以下のものもある。現時点では同じような結果が得られるかは疑問」と話す。
実際、免疫抑制剤や経口避妊薬、強心剤などの医薬品と併用すると、医薬品の効果が減少する―といった報告もある。
ハーブとはいえ、使用にあたっては、商品の見極めのほか、医薬品との併用でも十分な注意が必要だ。
(2006.10.24紙面掲載)
■「セントジョーンズワートとうつ病」
セントジョーンズワートとうつ病―セイヨウオトギリソウの秘められた力 (単行本)
ASIN: 4894790777
出版社: フレグランスジャーナル社 (2004/06)
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