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http://www.asahi.com/national/update/1014/NGY200610130005.html から転載。
提供された腎臓捨てる 社保中京病院 名古屋
2006年10月14日01時14分
社会保険中京病院(名古屋市南区、渋谷正人院長)は13日、同病院で死亡した男性から臓器移植のため腎臓二つを摘出した後、職員が誤って廃棄した、と発表した。このため移植予定だった2人が腎提供を受けられなかったという。
同病院などによると、腎臓を摘出されたのは50代の男性。家族から同意を得て、男性が心停止した後の同日午前9時55分から摘出手術。同11時25分に摘出が終わった。
腎臓は袋や容器で密閉され、クーラーボックスに入れられた。通常は、手術室の「受付部屋」に一時保管していたが、この日は、誤って使用済み手術器材などと一緒に「クリーンアップルーム」に運ばれた。その部屋で看護助手らが保存容器や袋を開け、腎臓を不要な組織を入れる感染性組織処理箱に捨てた。このため腎臓が汚染され、移植できなくなったという。
二つの腎臓のうち一つは同病院で、もう一つは同市内の別の病院で腎不全患者に移植される予定で、白血球型が適合するかなどの最終的な検査を待っているところだった。同病院で、腎提供があるのは月1件ほどという。
会見した絹川常郎・泌尿器科主任部長らは「医師が責任をもって管理すべきだった。提供意思に応えられず、腎移植を受けられなかった人らに心からおわびします」とした。今後、外部委員を加えた調査委員会を置き、原因を究明して再発防止に努めるとしている。
日本臓器移植ネットワーク中日本支部の山崎親雄支部長は「このような事例は、ほかの臓器を含めて聞いたことがない。クーラーボックスに『移植用』などの表示があれば防げたのでは。ネットワークとして今後、ガイドラインなどを検討したい」と話した。
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