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風船頭の安部君は世界に冠たる日本の低医療費をさらに引き下げ、日中戦争の戦費にしたいらしいが、鎖国的政策はいつまで継続可能だろうか。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/isei/htmls/k23.html
●第23回医療制度研究会講演会講演要旨
「日本の医療改革のために」
東海大学医学部教授・総合医学研究所長 黒川 清 先生
<略>
エコノミークラスだけのジャンボ機の料金値下げは墜落の危険
国民皆保険制度の医療は飛行機で言えば、エコノミークラスしかないジャンボジェットに似ている。ジャンボジェットもファーストクラスに乗る人から高額な料金をいただけるから機体整備も行えて安全を保てる。エコノミークラスだけでしかも料金を下げられたのでは安全も確保できないのは当たり前、良い医者も看護婦もやる気を失い、その悪循環で崩壊の危機にある。
社会構造が変化しているのに、システムが変わらないことで起きる医療の崩壊には、関西大震災や、オウム真理教や、住専のように象徴的な出来事が起きるものだが、医療事故の多発はその象徴的な出来事である。医療人の使命感に頼っていてもいつかはだめになる。相手がわかるような言葉で、誰に伝えるかをしっかり示しながら、社会に情報を発信しなければならない。
http://www008.upp.so-net.ne.jp/isei/htmls/k12.html
●第12回医療制度研究会講演会講演要旨
「現代医療の歴史的考察−日本の医療を問いなおす」
市立川崎病院総合診療科部長 鈴木厚 先生
<略>
5.安い医療単価と技術料
アメリカの保険会社AIUが各国の医療費を調べていますが,日本の初診料は1,950 円,韓国は4,050 円,アメリカは7,864 円。イギリスでは6,800 円。フランスでは2,700 円です。日本の初診料がいかに安いかがわかります。虫垂炎の治療では日本は63000円ですが,韓国では日本の倍,アメリカでは4倍ぐらいの値段です。
日本の医師の技術料はアメリカの医師の2割程度です。診察に欠かせない基本的な技術料が極端に安いのが日本の医療の特徴です。医療費全体から見ると,この10数年間で人件費は1.4倍に上がり,消費者物価は1.3倍に上がりましたが,診療報酬はほぼ同じままです。
6.高い薬剤費用と日本の製薬会社
日本の医療費の使われ方を調べると31%が薬代です。これはアメリカの2.7倍,ドイツの1.8 倍にあたります。しかし日本人がアメリカの3倍の量の薬を飲んでいる訳ではなく,日本の薬の値段が高いことが原因です。さらに新薬の値段が極端に高いのが特徴です。発売後10年以内の新薬と言われているものはドイツの0.4 兆円に比して日本は3.5 兆円と高い。
85年から薬価は2年に1度ずつ切り下げられ,全体で薬価は50%位になっていますが,クスリの値段は半分になっていない。メーカーが値段の高い新薬にシフトしているせいです。過去20年間に日本で開発された新薬700のなかで医療に役立っている新薬は49種類しかありません。そしてゾロ製品で開発された新薬は2400種類と極めて多いのです。ちなみにトリルダンは日本では1錠171 円ですがイギリスでは15円。オムニパークの値段はフランスでは日本の1/4です。つまり新薬の値段が高いためにゾロ新ねらいの開発が多く,役に立つクスリより早く儲けようという製薬会社の姿勢がみられます。価格決定権がある厚生・u毆)省が誘導に一役買っているわけです。
現在,国民も医療機関も苦労している中で,製薬会社だけが行政に守られ好景気を謳歌しています。93年度の法人所得の申告額は,製薬会社上位50社の合計では8,739 億円,医薬品卸業は1,272 億円であす。いっぽう医療法人のベスト50は297 億円でしかありません。実際に医療を行っている医療機関よりも,医療の周辺が儲けているのです。
7.欧米に比較して高い医療機器
ペースメーカーの値段は日本では160 万円ですがアメリカでは60万円と半額以下。イギリスでは30万円です。PTCDバルーンカテーテルの値段を例にとると,原価は値段の25%,病院の儲けが11%,残りの64%が流通マージンです。流通マージンには,輸入業者が行う医師への説明や手術への立ち会いにかかる人件費が上乗せされています。医療機関がバルーンカテーテルを直接輸入したくても規制が多すぎて出来ないしくみになっています。
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/science/0000118330.shtml
薬剤費の割合2年ぶり上昇
2006/09/23
厚生労働省が21日発表した2005年の「社会医療診療行為別調査結果」で、医科の診療報酬に占める薬剤費の割合が22・1%と2年ぶりに上昇したことが分かった。04年調査では過去最低の21・6%だった。
厚労省は、薬剤費の割合について「近年は21-22%程度で推移しており、大きな変化とはみていない」と説明。06年の診療報酬改定の影響が出る次回調査の結果を待って、要因分析したいとしている。
病院や診療所が出した処方せんに基づいて外部の薬局で患者が薬を受け取る「院外処方」の割合は52・8%で、前年より1・1ポイント上昇した。病院に比べて割合が低かった診療所は2・1ポイント増の49・5%となって医薬分業の進展を示す一方、病院は1・5ポイント減の61・1%とマイナスに転じた。
調査は昨年6月、全国約1万6000カ所の医療機関と薬局が健康保険組合などに提出した診療報酬明細書(レセプト)約48万枚を抽出して行った。
http://www.business-i.jp/news/world-page/news/200609230011a.nwc
フジサンケイ ビジネスアイ
米で両雄が医薬品安売り合戦
FujiSankei Business i. 2006/9/23 TrackBack( 0 )
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米大型スーパーの間で医薬品の安売り合戦が始まる。米小売り最大手のウォルマート・ストアーズは22日から、高齢者が多く住むフロリダ州で、最大1カ月分の医薬品をわずか4ドル(約460円)で販売。業界2位のターゲットも、同様の値下げ措置を即座に打ち出し、対抗意識をむき出しにしている。
価格引き下げの対象は、大手医薬品メーカーなどの新薬の特許が切れてから、他のメーカーが製造する割安の後発医薬品(ジェネリック)。医師の処方箋(せん)が必要だが、ウォルマートの一律価格導入で、薬価は平均2割、薬品によっては9割も安くなるとみられる。
ウォルマートが扱う医薬品は、糖尿病や高血圧の治療薬、抗アレルギー剤など291種に上り、来年中に全米の医薬品取扱店舗に拡大する。
ただ、健康にかかわる医薬品は品質が最重要。激しい価格競争が質の低下を招くとの懸念も出ている。大胆な値引き戦略が市民の利益につながるのか。収益減少が予想される製薬業界や他の薬局チェーンの反発も必至で、小売りチェーン両雄の激突は波紋を広げそうだ。(ニューヨーク 時事)
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060922AT2M2200622092006.html
日本経済新聞 - 2006年9月21日
米ウォルマート、後発医薬品を300種値下げ
【ニューヨーク=鈴木哲也】米小売最大手、ウォルマート・ストアーズは21日、店内の薬局コーナーで販売する300種の医薬品を値下げすると発表した。対象は特許が切れた後に同じ成分を使って製造する後発医薬品で、医師の処方せんに基づいて販売する。全米に4000店舗を持つ同社は仕入れ規模が大きいため価格引き下げが可能で、他のドラッグストアなどには脅威となる。
22日からフロリダ州のタンパ・ベイ地域の65店で実施。来年から他州に広げる。アレルギー、高血圧、糖尿病薬などの300品目を1回の処方せんごとに1品目4ドルの低価格で提供する。
後発医薬品はもともと一般的な新薬より割安だが、米国に4600万人いる健康保険未加入者にとっては負担は大きい。ウォルマートは「130万人に上る従業員への医療保険の提供が不十分」と外部の労組などから批判を浴びており、値下げする医薬品は自社の従業員も購入できる。 (11:01)
http://www.usfl.com/Daily/News/06/09/0922_011.asp?id=50607
USFL.COM
医薬品の安売り合戦始まる〜小売り大手、後発薬を4ドルで
小売り最大手ウォルマート・ストアズは22日までに、フロリダ州タンパ地域で300点(同薬でも強度によって別換算)の処方薬ジェネリック(後発品)の価格を4ドルに引き下げると発表した。来年には対象地域を同州全域や他州にも拡大する計画だ。ディスカウント大手ターゲットも22日までに、同地域で約150種類の処方されたジェネリックを4ドルで販売すると発表した。ウォルマートの値下げ措置に対抗する形となった。
ウォルマートは、普通の有効成分量で最大30日分を4ドルで提供する。血圧抑制剤や糖尿病薬なども含む。ジェネリックの平均価格は同10〜30ドルとなっている。
同社はこれまで、社員向け医療保険が不十分との批判を受け、保険の適用範囲をパートタイム従業員の子供にまで広げたほか、月々の掛け金が11ドルといった低額プランを導入するなど改善を図ってきた。
しかし依然として、130万人に上る社員の多くは医療保険に加入できず、州の制度に頼るか、保険加入をあきらめている、と批判されている。
今回の低価格販売は、こうした批判にこたえると同時に、薬局事業を拡大させる機会にもなり得る。
同社のH・リー・スコット最高経営責任者(CEO)は「薬局事業は改善が必要な分野の1つ」と述べ、4ドルという安さに引き付けられる客の増加に期待している。
同社は時に集客効果を狙って玩具などを赤字価格で販売することもあるが、今回どのようにして低価格を実現するかは明確にされておらず、医療機関や製薬会社との交渉で低価格を確保した可能性もあると見られている。 (ニューヨーク・タイムズ特約)
http://news.google.co.jp/news/url?sa=t&ct=jp/3i-0&fp=451475c9fd023f8d&ei=EKUURYa1PJigogLR7v2wBA&url=http%3A//www.tv-tokyo.co.jp/biz/nms/days/060922/n4.htm&cid=0
ジェネリック薬を値下げ
テレビ東京 - 2006年9月21日
小売り世界最大手のウォルマート・ストアーズがジェネリック医薬品およそ300種類を大幅に値下げすると発表しました。対象となるのはアレルギーや高血圧などの薬で、通常10ドルから30ドルのところを一律4ドルで販売します。値下げはフロリダの一部店舗のみですが、ウォルマートは今後、地域を拡大する方針を示しています。
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