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Sasayama's Weblog
「謎の多いセレウス菌感染経路−台湾などで起こった意外な犯人例-」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=647
より、抜粋し、一部引用
自治医科大学病院(栃木県下野市)で、20人以上がセレウス菌に院内感染したということだが、世界には、セレウス菌院内感染の意外な犯人例がいくつもあることが分かる。
たとえば、このサイト「Nosocomial Pseudoepidemic Caused by Bacillus cereus Traced to Contaminated Ethyl Alcohol from a Liquor Factory 」によると、1990年の9月から10月にかけて、台湾の国立台湾大学医学院付設医院で、別々の分棟に入院していた15人の患者が感染した例だが、原因は、皮膚消毒用のエチルアルコールだったという例だ。
そして、そのエチルアルコールは、工場段階で汚染されていたということだった。
この台湾の病院では、工場から出荷のエチルアルコールが、95パーセントのアルコール。
それを病院で、皮膚消毒用に、70パーセントにしていたようだが、そのいずれからも、セレウス菌が発見されたということのようだ。
そして、病院の薬局部門のタンクからも、汚染95%アルコールが見つかったということで、主犯は、工場出荷元ということになったようだ。
中略
また、今回の自治医科大学で懸念されているという、洗濯機とリネンと点滴針を通じての感染に似た感染例としては、1999年におきた、洗濯機と、人工呼吸器回路(ventilator circuit )、NNU(新生児ユニット)、LTS(低温蒸気殺菌器) の複合汚染による新生児感染例などがあるようだ。
更に、1994年に発表されたイギリスの、この研究「Contamination of hospital linen by Bacillus cereus.」は、外科手術後の二人の患者がセレウス菌に感染したことについての調査報告書である。
これによると、バッチ処理で、絶え間なく洗濯されている洗濯機で洗ったリネンが、ひどくセレウス菌で汚染されていたとのことである。
この洗濯機では、洗剤や、化学添加物や、給水で、汚染源は、きれいになっていたが、洗濯機に入れたリネンは、セレウス菌胞子で汚染されており、洗濯過程が終わった後も、セレウス菌胞子は、残っていたという。
このことから、セレウス菌の胞子は、洗浄の熱湯消毒段階でも、また、化学消毒液の添加でも、希釈の過程においても、生き残っていたと見られる。
中略
また、1998年、オランダ・アムステルダムのthe University Hospital Vrije Universiteitでは、人工呼吸器のゴム風船状空気送り器の感染での新生児感染例もあったようだ。
中略
この新聞記事では、「九月十三日に県庁で会見を開いた島田和幸院長は「まさかタオルやシーツなどから感染するとは夢にも思わなかった」と、誰も予想しなかった事態に驚きをあらわにした。」というが、記者会見前に、ちょっとサイトで調べてみれば、そのようなことはいえなかったはずだ。
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