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Sasayama's Weblog
「アメリカの未審査遺伝子組換え米混入は、「残留実験作物」問題ともいえる。」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=641
の一部より引用
(今回のアメリカの未審査遺伝子組換え米混入の裏には、)いってみれば、「残留実験作物」問題ともいうべき問題が、背後に潜んでいるような感じがする。
このレポート『When genetically modified plants go wild』では、アメリカにおける遺伝子組み換え実験作物についてのUSDAならびに民間企業のずさんな管理を示す、例について伝えている。
特に、ここでは、最近アメリカでおこった遺伝子組み換え作物についての三つの事件を中心に、その危険性を訴えている。
その第一は、先月8月9日に報じられたもので、オレゴン州のゴルフ場で、GMの実験農場から、はるか遠くにもかかわらず、そのゴルフ場のベント芝生に、遺伝子組み換え実験中の芝種が見つかったという事件であり、
『Escaped golf-course grass frees gene genie in the US』参照
第二は、先月8月15日に、ハワイの地方裁判所において、Michael Seabright 裁判官が下した判決で、2001年から2003年にかけて、ハワイのKauai, Maui, Molokai 、 Oahuの各島において、とうもろこしとサトウキビについて、ProdiGene, Monsanto, Hawaii Agriculture Research Center 、Garst Seedの四つの企業が、島の希少性植物に対して、影響を与える遺伝子組み換え作物の管理をしたということ、そして、これらの企業の行為が、the Endangered Species Act と National Environmental Policy Act を侵していることについて、USDAが、なんらの関心を抱かなかったということについて、指摘し、原告らは、USDAに対し、その影響調査と、その対策が完了するまでは、それらの野外実験を中止するよう求めたという事件であり、
「Officials cut corners on biotech permits」参照
そして、第三は、今回の事件である。
似たような事件が、昨年3月に、とこもろこし(メイズ)の世界でおこったことがある。
Syngenta社が販売したとうもろこしの遺伝子組み換え種子である除草剤グルホシネート耐性トウモロコシ種子のBt10とBt11で、前者については、開発が断念され、安全性の評価はされず、後者については、安全性の評価がされていたのに、Bt10が、Bt11に誤って混入してされたという事件である。
このサイト「USA; Long-grain rice contaminated with unapproved GM variety」では、この二つの事件は、よく似ているケースとしている。
しかし、このBt10とBt11との場合は、既に販売されていたBt11の種子にBt10がラベルの張り間違いで混入したのに対して、今回のLL Rice 601の場合には、同種のたんぱく質を含むLL62、LL06も含め、すべて販売されていない段階で、市場への混入があったという点は、きわめて、憂慮すべき点であると思われる。
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