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(回答先: 毒薬漬け「中国産ウナギ」輸入検査フリーパスだった! [世相両断] 投稿者 white 日時 2006 年 9 月 04 日 18:15:30)
□トラブル続く中国産ウナギ、消費者に選択迫る [日経]
http://www.nikkei.co.jp/news/kakaku/column/20060804e1j0200k03.html
トラブル続く中国産ウナギ、消費者に選択迫る
商品部・皆上晃一(8月7日)
「中国産ウナギへの不信感がさらに高まりはしないか」。ウナギ業者の間で、トラブル頻発による需要の落ち込みを心配する声が高まっている。
厚生労働省は7月、中国産養殖活ウナギに残留していた有機塩素系殺虫剤「エンドスルファン」を確認した。かば焼きウナギからも合成抗菌剤「マラカイトグリーン」の代謝物である「ロイコマラカイトグリーン」を検出。いずれも廃棄、積み戻し処分を指示した。
中国産の残留薬品を巡る問題は以前にもあった。2003年にはウナギ加工品から合成抗菌剤「エンロフロキサシン」、05年にも「マラカイトグリーン」が見つかっている。
相次ぐ薬品検出を受け、国内ウナギ業界団体は自主的な検査体制の強化に乗り出した。中国の生産者とも会合を持ち、安全性の確保を毎年のように訴えている。
むろん中国政府も対策に着手。05年8月―9月にかけてウナギ加工品の対日輸出を停止したのに続き、今年7月も活ウナギの輸出をストップした。8月上旬現在、活ウナギ輸出に再開の見通しは立っていない。
国内ウナギ輸入商社によると、中国政府はこの間に広東省などのウナギ養殖池に担当者を派遣、薬品の使用状況などを調べているもようだ。残留薬品を検出すると、対日輸出の許可を取り消すという。
だが川下では大手スーパーを中心に、中国産ウナギの供給体制に対する不信感が高まっている。ここ数年、鹿児島産、宮崎産などにシフトする動きも加速してきた。安心・安全志向の強い消費者が国産品を求めていることや、店頭価格を高めに設定できることが影響している。
問題は国産品は数量が少なく、国内ウナギ消費量のおよそ2割程度しか賄えないことだ。ここ2年ほどの国産品の相場高騰は、稚魚の不漁や中国産の供給減に加え、夏の土用の丑(うし)の日に向けて、少ない国産品を各社が奪い合うことで引き起こされてきた。
“国産至上主義”による弊害も生まれている。ウナギ加工・販売の「フジ活鰻産業」(静岡市)は、01年4月―05年6月に中国や台湾産のウナギを使った加工品の原産地を「国産」と表示。今年2月に農林水産省から改善を指導された。
「安心・安全」が高値につながる現実。消費者はそれを受け入れるか、価格が割安な中国産を食べるか、選択を迫られているともいえる。
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