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Sasayama’s Weblog
「安易な酸素吸入の流行は、果たして大丈夫なのだろうか?」
http://www.sasayama.or.jp/wordpress/?p=637
より
甲子園で優勝した早稲田実業学校高等部の斉藤佑樹投手などが、疲労回復のために、高気圧酸素カプセル(ベッカムカプセル)を使用していたということで、にわかに、この酸素カプセルへの注目があつまっているようなのだが、既に各種の酸素カプセルが出回っているらしい。
しかし、酸素吸入について、それ単独では、むしろ、有害だとする論文も、昨年、カナダから、発表されている。
このサイト「Giving oxygen may do more harm than good, new report shows」では、カナダの Queen’s UniversityのSteve Iscoe博士が、昨年7月に、CHEST - the Cardiopulmonary and Critical Care Journalに、共著者the Toronto General HospitalのJoseph Fisher博士とともに書いた論文「Hyperoxia-induced hypocapnia : an underappreciated risk」を紹介している。
これによると、酸素吸入によって、換気亢進がおこり、組織に届く血液の流れが遅くなり、二酸化炭素を吹き飛ばし、この低下が、血管を収縮させるという。
しかし、ここに、二酸化炭素を加えることによって、血管は広がり、血流は、増加し、組織への酸素供給か、増加するという。
したがって、酸素吸入と、二酸化炭素の供給は、ミックスし、同時並行的にやらなければ、かえって、酸素吸入が害になることもある、と、博士は警告している
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